ハンカチノキがほぼ満開

21日にスマホ投稿した『ハンカチノキ』です。

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白くなった葉のように見えるのは萼です。花序の基部にある2枚の大きな乳白色の総苞片が樹上でハンカチのように垂れ下がります。
白く大きな総苞(花全体を包むもの)を、木にぶら下がったハンカチに見立てての名前。 この間の真ん中に黒い球状の頭状花序とよばれる部分に、複数の小さな花が集まって咲きます。花後は実になります。

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大型連休の頃に満開になる例年と違って、ナント既にほぼ満開♪
もっとも観察場所が違うのですが……先日のは『神代植物公園』ですが、コチラは『新宿御苑』です。小金井だったら街路樹になってますからね~(=^x^=)
この他にも『芦花公園』『小石川植物園』で見ることが出来ますね。この時期はこの木を楽しみに来てる人が多いようです。

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中国原産の落葉性の高木で1800年代の後半に発見されました。中国の「珍稀瀕危植物」の一つ

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一科一属一種です。中国の南西部、四川省に分布しています。
ハンカチノキの高さは10~15メートルになり、植物園や公園でよく利用されています。

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◇科名:ダヴィディア科(以前は大桐科(分類によってはミズキ科)) ◇属名:ダヴィディア属(Davidia=この木の発見者19世紀のフランスの神父「アルマン・ダヴィッド神父(Armand David:1826~1900)」の名前に因んだもの ◇学名:Davidia involucrata(involucrata=総包のある)

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さぁ又々このお方ですよ。「アルマン・ダヴィッド神父」です。既に別blogでは何回紹介したか(笑)
そう、ジャイアントパンダを初めて世界に紹介したことで有名ですが、神父が紹介した動物にはパンダ以外では多摩動物公園の『シフゾウ』もそうです。植物ではピンクのクリスマスローズクレマチスの品種もヨーロッパに紹介した人です。

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しかし、この神父…ちゃんと布教していたのか心配になってきます(笑)。

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以前…以前のハンカチノキの記事に少し触れましたが、これらのものを持ち出すにあたり、所謂…賄賂をかなり使ったようです。まあお役人の権力が強い中国と言ってもこれだけ持ち出すとなると…

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花が咲くまでに10年以上かかるとか。なので花をつけたハンカチの木は滅多に見られることないです。

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