黄花節分草

もう桜も満開の春本番の4月ですが、この花がさいていました。『セツブンソウ(節分草)』です。但し花色は黄色です。
黄花節分草 キバナセツブンソウ
イメージ 1
『セツブンソウ』は、名前のとおり節分の頃、白い花を咲かせます。コレは『キバナセツブンソウ』です。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/74/52648574/img_3?1425090431.jpg
『節分草』と言っても、花期は2~3月ですので節分を過ぎても場所によっては充分見る事が出来ます。しかし心ない人達の乱獲により絶滅の危機にあり、保護しているところも多いですね。
とは言っても園芸店でも売られており、種から育てられます。ですが…花が咲くまで3年以上かかります。
◇科名:金鳳花科 ◇属名:セツブンソウ属(Eranthis=エランシス。ギリシャ語の「er=春+anthos=花」が語源。”春の花”の意味。 ◇学名:Eranthis pinnatifida(pinnatifida=羽状中裂の)
葉の付き方も変わっています。
実は…よく知られている白花のセツブンソウは日本固有の植物なのです
で…同属の外国種はすべて黄花なんです。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/74/52648574/img_2?1425090431.jpg
花びらのように見えるのは萼です。節分草は、石灰岩地に多く観られます。絶滅危惧Ⅱ類。
広島県甲奴郡総領町は節分草が日本一自生している町として有名ですね。
しかし…日本の節分草と違い、やはり外国産は強いですね~(笑)。

花言葉は「人間嫌い」

英名は『ウインター・アコニット』と言うのですが、アコニットとはトリカブトのことですね。
トリカブト(鳥兜)』は同じキンポウゲ科の仲間です。と言う事は…毒草?
その通りで…根にはアコニチンという有毒物質を含みます。
嘔吐、頭痛、麻痺などの中毒症状をひきおこすのです。