丁字草

春の草花が増えてきましたね。散策コースの公園で満開になっていました。
川岸の氾濫原や原野などの、やや湿った草地に自生するる多年生の草本植物です。
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チョウジソウ 丁字草
咲いていると大概は群生しています。
和名のチョウジとは釘(丁子)のことで、細く長く伸びた花枝の形を現したものです。
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『丁字(つまり『クローブ』)』のことではなく、この花の形が『丁字』に似ていることからこの名前が付いています。
『クローブ=丁字(チョウジ)』は、実が料理や漢方の生薬としておなじみですよね。
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川岸などの湿った草地に生え、高さは40~80センチになります。花冠が高坏形で筒部は細い。
葉は、長さ6-10cm葉は披針形で互生します。多年草です。
◇科名:夾竹桃科 ◇属名:チョウジソウ属(Amsonia=アンソニアは、1760年にVirginiaの、Gloucester で医者をしていた植物学者『Dr.Ch.Amson』の名に因んだもの ◇学名:Amsonia elliptica(elliptica=楕円形の)
日本および東アジア原産種。花の根元部分が濃い色になります。
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以前に別ブログでも記事アップしていますので細かな説明は→『丁字草』 
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英名は『Blue dogbane』『Eastern bluestar』『Texas bluestar』
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このチョウジソウは外国のもの比べると、やや葉幅が広めのようですが、ハッキリ判るほどの違いはないようですね。園芸ででよく使われるのは『ホソバチョウジソウ(A angustifolia)』アメリカ原産のチョウジソウです。やや葉が細めです。よく出回っているのはこの種類のようですが、特に区別されていないようです。『ヤナギバチョウジソウ』(*A tabernaemontana)こちらも北アメリカ原産種。やや葉や株が大きめ。
その他チョウジと名の付くものには『アキチョウジ』『チョウジガマズミ』チョウジタデ』『ハナチョウジ『セキヤノアキチョウジ』 などがあります。
キョウチクトウ科なので、全草にアルカロイドが含まれていて有毒です。