リキュウバイ


春の樹木の白い花と言うと、辛夷や白木蓮、そのあとが桜、桜が散ると花水木、ヤマボウシが思い浮かびます。公園や庭木ではコチラもよく見かけますね。

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【リキュウバイ】です。
和名の『リキュウバイ(利休梅)』は、あの利休ゆかりというわけではなく茶花として広く利用されていたため名付けられたものです。

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◇科名:薔薇科 ◇属名:ヤナギザクラ属(Exochorda。ギリシャ語の「exo=外」+「chorde=紐」が語源 ◇学名:Exochorda racemosa(racemosa=総状花序をつけた)
『マルバヤナギ』という別名がありますが、他にも『ウメザキウツギ』『バイカシモツケ』『ウツギモドキ』などとも呼ばれます。

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五弁の花は、一枚の花弁に3-5個づつの雄蘂がきれいに並んで付いている面白い形をしています。



揚子江下流域が原産の落葉小高木です。比較的新しい植物で、明治末期に中国より渡来したとされています。
庭木として低く剪定すると、勢いのある幹が立ち上がる樹形となり、落ち着いてくると枝先が垂れて茶花の趣が出てきます。