オナガガモ

え~~~、あまりにもオイラが冬の野鳥がマッタク現れず、観察機会が無い,,,,
と書いているのを見て、コイツ…ホントに探してンのか??と、お思いの方もおられると思います。
実際は…そりゃ、ゼンゼンいないワケじゃない。
何処へ行っても見ることが出来る野鳥は当然観ている訳です。で…その中で、今の時期に多分…最も個体数が多く、誰にも親しまれているとすれば『オナガガモ』でしょう。
カモの中では、大きいほうですよね。カルガモマガモより大きめです。
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オナガガモ 尾長鴨
日本名の由来は、まさにこのカモの尾が長いことから。
何のひねりも無い名前ですね(笑)。まぁ命名はそうでなくてはイカンのですが...。実際、植物の名前にはあまりにも可哀相な命名が多いですからね~(爆)。
しかし…語感からだと…英語名のPintailのほうが面白い…と言うか、似合ってるように思います。
と言っても…このPinとは釘やいわゆるピンのことですから、長いというよりも綺麗に先端が尖っていると言う意味になるでしょうね。
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オスの頭部は茶褐色です。後頭部から首、胸は白なので、この部分だけでも他のカモと見間違うことはない。
下尾筒は黒で、腹部との境目は淡い黄色です。頭部、腹部と羽を除いた部分は細かい模様の入った灰色ですが、この画像では分かりにくいと思います。なんせ…その気になって撮してないですから(笑)。
メスにはこのような明確なコントラストがないですね。
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このように全体的に褐色です。黒味の強い斑紋が入っていますが、カモのメスって、一般的にはなかなか見分け方が難しいのですが、コヤツは…体型がオスに似ていますし、このカモの特徴である尾も、オスほどではないものの長いので見分けがつきますね。
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下尾筒はオスとは違い白色です。

カモ目 カモ科 カモ亜科 マガモ属 ◇Anas acuta

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全長はオス61-75cmで、メスが51-57cmです。翼開長は80-95cmでマガモよりもわずかに大きいです。
他のカモより比較的首と尾羽が長くスマートな体型をしています。
カモには「翼鏡」と呼ばれる金属光沢をもつ綺麗な羽があって、翼を広げた際その先端部を初列風切羽と呼びます。そして、それに繋がる部分を次列風切羽と呼び、その部分が翼鏡とも呼ばれるのです。殆どのカモが、雌雄で同じ翼鏡の色をしているのですが…オナガガモは雌雄によって翼鏡の色が異なります。