オガタマノキ(実)

コチラの木にも実が付いていました。
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オガタマノキ 招霊木・黄心樹
昔から神前に供えるときに使われたそうで、招霊(おぎたま)が転じてオガタマになったといわれていますが、日本神話では、天照大神が天岩戸に隠れた時、このオガタマノキを手にして舞ったといわれています。
この事から【招霊木】と呼ばれるようになったとも言われています。
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関東以南の暖地に分布しています。公園や、また枝を神事に使うことから、よく神社に神木としてなどにも植えられています。
◇科名:モクレン科 ◇属名:オガタマノキ属(Michelia=ミケリア。スイスの植物学者Marc Micheli(1844~1902)の名に因んだもの。 ◇学名:Michelia compressa(compressus=扁平の、扁圧した)
日本に自生(関東以西の暖地)するモクレン科では唯一の高木の常緑樹です。
別名は、 トキワコブシ、ダイシコウ。
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花はモクレン科らしく、花弁とガクの区別が判りづらく、雄しべ・雌しべが螺旋状に円錐体を形成しています。花弁の基部は美しい鮮やかな赤紫色をしています。
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何度か紹介している『カラタネオガタマ』の花はバナナの香りがしましたが、コチラは非常に上品な香りです。『カラタネオガタマ』(←記事)唐種招霊 ◇学名:Michelia figo(figo=無花果ポルトガル語表記)
オガタマノキ』は高千穂地方(宮崎)に多く自生し、町の木にも指定されています。
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本来、榊(サカキ)として神にまつる木は、オガタマ・サカキ・ヒサカキ・シキミなどが上げられますが、霊魂を招く依り代の木だから、本来はオガタマノキが榊として神にまつる木だったようです。
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