ニシキギ

雑木林の入り口で、この木だけが目立ってました。葉っぱが赤く綺麗に色づき始めていました。
ニシキギ 錦木
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紅葉の美しさを錦(ニシキ)に例えたのが名前の由来です。
別名は『ヤハズニシキギ』『ソバノキ』『剃刀の木』中国では『衛予』。英名は『Burningbush』
別名のヤハズとは、枝の翼を矢筈(ヤハズ)にたとえたもので、カミソリの木も同じ。
またソバノキは、実の形が蕎麦の実に似るので、名付けられました。
その実がコレです。
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蒴果が裂開して橙赤色の仮種皮に被われた種子がのぞきます。
ツグミシジュウカラメジロコゲラ、アトリなどが啄みます。
主に丘陵や山地の林内や林縁に生え、高さは1~3メートルになる落葉低木です。
見た目が『コマユミ』に似ていますが、『ニシキギ』は実が二つずつ、つきます。また、枝にコルク質の翼が付くのが『ニシキギ』です。
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葉は長楕円形から倒卵形で対生します。表裏面ともに無毛です。縁には鈍い鋸歯があります。
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今はまだ紅葉し始めたところですが、これから真っ赤に紅葉します。
◇科名:ニシキギ科 ◇属名:ニシキギ属(Euonymus=ユオニマス。語源はギリシャ語の「eu(良い)」+「onoma(名)」 ◇学名:Euonymus alatus

5月から6月ごろ、葉腋から集散花序をだし淡黄緑色の花を咲かせます。
あれ?以前の記事に画像がない?一応仲間で同じような花を持つ『マユミ(檀)』の花がこれです。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/66/51746566/img_1?1305821124.jpg
花弁、雄しべは4個、萼は4裂します。*この花は『檀』ですからね。
枝は、初め緑色で無毛ですが、後にコルク質の4翼が発達します。
★この翼のないものは『コマユミ』です。 『コマユミ』は『ニシキギ(錦木)』の一品種です。ニシキギと違い、枝には板状の翼ができません。
楕円形の葉は対生し、5月から6月ごろ、目立たない黄緑色の4弁花を咲かせます。真ん中の花盤が発達しています。秋には紅葉し、朱色の仮種皮に包まれた果実がのぞきます。
◇科名:ニシキギ科 ◇属名:ニシキギ属 ◇学名:Euonymus alatus f. striatus