センボンヤリ

いま、オイラの地元に群生していることもある植物なのですが…
花には気づかない人もいますね。
見た目に花とは判らないせいかもしれません。
草むらだと、他の草に紛れて、かなり見つけにくい。
実はこの花は年に二回花をつけるのです。
ですが、秋の花と、春に咲く花は、見た目が全然違うのです。
とても同じ植物とは思えない。
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秋には、高さが30~60cmの花茎をのばします。
そして、先端に閉鎖花と呼ばれる花を1個だけつけます。
花期は9~11月。これが花なのです。



センボンヤリ 千本槍

秋の葉は長い楕円形をしています。開花時期は9月から10月。
茎先に舌状花の花弁がなく、このように蕾のような花をつけます。
そして、そのまま結実します。
◇科名:キク科 ◇属名:センボンヤリ属(Leibnitzia=17世紀
 
のドイツの哲学者・自然科学者『ライプニッツ(G. W. Leibniz)』の

名から ◇学名:Leibnitzia anandria(anandria=雄蘂のない)
この場所で女性お二人に出会いました。アチコチ覗き込んでいるところでした。秋の花を探しておられたのですね。途中で出会ったので、お互いに「コンニチハ~」と挨拶。その後、歩くコースが一緒だったので、ご一緒して...で…幾つかの花や、植物を見て「コレはなんて花ですか?」と聞かれるようになりました。で…その都度お答えしていたのですが....。さて、この場所へ来たので「アレがセンボンヤリですよ」と、お教えすると…「え??どの花ですか?」「コレです、この花」

 

 


       コレが花です~。このような花を閉鎖花といいます。
そして、花はその後、このように…なります。
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当然お二人は、この白い方に目が行ったようで…
「え~~!!コレが【センボンヤリ】なんですか?!」
「イヤ…コチラが花です。この蕾みたいなヤツ。コレです。」
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「え....コレが花?」
「そうです、コレでも花が咲いている状態ですよ。」
「しかも、コレは秋の花です」「え??」
「春にも花が咲きます。しかも…」
「春の花は形が違うンですよ。コレとは見た目が全然違う」
「え??形が違うンですか?」
「ちゃんと花びらのある、白い別の形の花がつきます。」
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「あれ~~これって、タンポポ?だと、ばかり思ってました~」「そうそう、タンポポと葉っぱが違うから…」「さっきも、何の花なんだろうね~って、二人で話していたんです。」秋の葉は、長さが10cm~16cmの倒卵状長楕円形です。そうなんです。タンポポじゃあないンですよ~。タンポポみたいにノコギリ状じゃなく、羽状に中裂します「まぁ、ご存じなければ誰でも、そうお思いになると思いますよ(笑)」「ウ~~ン、春の花だと目に付きやすいンですがね~」女性達には、オイラの持ってる画像をご覧に入れたのですが…それでは、皆さんにも春に咲く花を紹介しましょう。白い花です。葉っぱの形も全然違いますから…とても、コレが同じ花とは思えないと思います。まぁ…年に二回咲くだけでも面白いですがね。

 



           
      コレが春に咲く花です。ね、タンポポじゃあないでしょ。

 




                
春の花は直径約1.5cmで、高さ5~15cmの花茎の先に1個つきます。
まわりに裏面が帯紫色の、白い舌状花が1列に並んで、中心部に筒状花がある花を咲かせます。

    


          この花から別名が『ムラサキタンポポ(紫蒲公英)』花期は4~6月です。え?ヤッパリ、タンポポかって?(笑)