カワラケツメイ

散策コースの一部に、ビッシリと蔓延って…イヤ群生しておりました。『カワラケツメイ(河原決明)』です。
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この葉っぱを見れば判りますが、マメ科の植物で、ネムノキ』の葉のように夜になると葉を閉じます。
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◇属名:カワラケツメイ(河原決明)属(Cassia=カッシア。香料植物桂皮(Cinnamomum Cassia)に付けられた古代名。ヘブライ語の「gasta=皮を剥く」の語源。後にマメ科の属名に転用 ◇学名:Cassia mimosoides subsp. nomame(mimosoides=ネムリグサ属(Mimosa)に似た / Nomame=ノマメ(日本名)

『カワラケツメイ』と『クサネム』がとても似ていますが、豆果が立つのは『カワラケツメイ』で『クサネム』の場合は豆果は垂れ下がります。
また花の形は、クサネムの方が、花がハッキリと開いて、典型的な豆科の花の形をしています。
◇科名:マメ科 ◇属名:カワラケツメイ(河原決明)属(Cassia=カッシア。香料植物桂皮(Cinnamomum Cassia)に付けられた古代名。ヘブライ語の「gasta=皮を剥く」の語源。後にマメ科の属名に転用 ◇学名:Cassia mimosoides subsp. nomame(mimosoides=ネムリグサ属(Mimosa)に似た / Nomame=ノマメ(日本名)
決明とは、ハブ茶知られている「エビスグサ」の漢名である「決明」に似ることから。これは「目を明らかにする」という意味で、疲れ目に効くことから。
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【カワラケツメイ属】の植物には『ハブソウ(波布草)』と『エビスグサ(夷草)』(←記事)や『小葉の旃那(コバノセンナ)』(←記事)や『アンデスの乙女』(←記事)などがあります。
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草丈は20~30cmであることが多く、密な群落を形成して美しい。葉は羽状複葉で、小葉は15対から35対で、通常25対前後の小さな小葉が美しく並びます。
花は黄色で8月頃から10月ころまで次々と咲くが、葉に隠れて見えにくいです。夕方近くだったせいもあって花も閉じかけてますね。しかもヤブ蚊が飛んでいて更に落ち着いて撮せなかった(笑)。
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河川改修などによって河原の植物群落は帰化植物が非常に多くなり、在来種が減少している地域が非常に多い。そのため、カワラケツメイも稀少になっています。名前の決明は、ハブ茶知られている『エビスグサ』の漢名である『決明』に似ることからで、これは「目を明らかにする」という意味で、疲れ目に効くことから。
夏ごろ黄色い花が咲き、晩夏から秋にマメに似た果実をつけます。
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別名『ネムチャ』『マメチャ』
民間薬として葉をを煎じ、お茶にして飲むことから「ネムチャ」。種子が豆になるので「マメチャ」
決明とは、ハブ茶知られている『ハブソウ(波布草)』と『エビスグサ(夷草)』(←記事)の漢名である「決明」に似ることから。
これは「目を明らかにする」という意味で、疲れ目に効くことからきています。
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同じマメ科の『クサネム』が外見がよく似ていますが、はっきりした違いは、カワラケツメイの豆が立つのに対して、クサネムの豆果は垂れ下がります。
絶滅危惧種に指定されているツマグロキチョウが、食草としています。