キマダラカメムシ

先日13日の日に地元の公園で見かけました。まるでアクセサリーみたいな模様のカメムシの幼虫ですが…
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エッ…これってもしかして?と思い、急いでiPhoneで検索。
あ~~、やっぱ、これがそうか~!
これは「キマダラカメムシ」の幼虫です。
キマダラカメムシ 黄斑椿象(亀虫)
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本来は、南方系の種類で図鑑では、分布域は九州、南西諸島となっています。
が…2010年には首都圏方面にも勢力を伸ばしてきたようで、これでオイラの地元でも確認しました。
タテハチョウの『アカボシゴマダラ』のように、誰かが意図的に持ち込んだのではなく、気候温暖化の影響で分布を広げていると思われます。まぁ…カメムシじゃあ持ち込むとは思えないですからね。
とにかく、「お~~、とうとうコッチでも出てきたか~」なんて思いながら…、今度は場所を変えて、地元の小さな児童公園の木を、カブトムシを探して覗き廻っていると…
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ウッワァ~~オ!
ナント今度は成虫に遭遇です。
いや~~、これ、地元の子供達知ってるンだろうか?まさかコガネムシと思って採取しないよね~(笑)
茶色のクサギカメムシを一回り大きくしたようなカメムシです。黒地に小さな黄色紋を散らした姿をしているカメムシです。
先日幼虫を見つけた後で調べてみたら、日本国内で見られるカメムシの仲間では、恐らく最大で、体長は約25~30㍉程あります。
もともとの原産地は台湾~南西諸島と見られていますが、日本への渡来は古く、1770年には既に、長崎の出島で棲息が確認されていたそうです。
ところが…その後は、この昆虫についての記録はあまりなくて、九州限定種であると思われていたらしいのですが、近年、先ず四国で発見されたという事で、その後近畿地方で、更に東京など関東地方でも発見されるなど、着実に生息域を北に広げているようです。
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食草は一般にソメイヨシノなどの桜類や、その他の街路樹が多いということですね。

カメムシ目 カメムシ亜科 ◇Erthesina fullo



※記事アップのタイミングが前後してしまい、別の記事で画像の一部を先に出してしまいました(笑)