ジガバチ

黒色で細長く、腹部の上部が赤くなったハチ。
ジガバチ
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大きさは♂が19mm前後で、♀は23mm前後です。
活動時期は5~9月。

ハチ目 細腰亜目 アナバチ科 ジガバチ亜科 ◇Ammophila sabulosa

地面を歩いたり少し飛んだりしながら獲物の糞を探しまわり、それを手がかりにガなどの幼虫を捕らえます。
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地中に巣穴を掘り、ガの幼虫などを運びこんで産卵します。
蟻の巣穴のように、小さくポコポコと土の盛り上がってるのが巣穴です。蟻の巣穴と違って、その後大きくならないので、アナバチ類の巣穴と判ります。
ジガバチの巣穴は実質は卵から成人(つまり…成虫ねwww)までの托卵施設と言うものになります。
つまり、ミツバチやスズメバチなどのように、別にその中に住んでるわけではありません。
ハチと呼ばれていますが、ハチの種類の中でも、アナバチ類は、比較的原始的な種類なのです。
種類によって違いますが、例えばこのジガバチの場合、親はエサを運び込んだら、穴を埋めてどこかへ行っちゃいます。それから、成人するまでハチは巣穴から出てきません。要するに…成人(虫)するまでのエサが用意されている?ということになりますね。
巣穴一つで一匹から二匹ぐらいのハチが巣立ちます。

で…もし巣穴を見つけて、その巣穴を覗いてもエサが入っていない場合(まぁ、普通は覗き込まないでしょうし、覗き込んでも見えないでしょうがね)放置してどこかへ行っちゃったか…それともこれから運び込む準備をしてるかどちらかなのですね。
*実際、巣穴だけ掘って、自分が掘った巣穴を見失う親蜂も少なくないらしい....とか。