キクイモモドキ

夏を代表する花の一つが『ヒマワリ』ですが、河原などには花はヒマワリに比べてズッと小さいですが『キクイモ』がたくさん咲いています。その『キクイモ(菊芋)』によく似た花を咲かせることからこの名がついています。
キクイモモドキ 菊芋擬き
ですが…『菊芋』と違い、根塊ができないので、名前にモドキ(擬き)とつくのです。
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原産地は北アメリカで、日本へは明治時代の半ばに渡来したのですが、逸出したものが野生化しています。
黄色または橙黄色の花(頭花)をいっぱい咲かせます。
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◇科名:キク科 ◇属名:キクイモモドキ属(ヘリオプシス属(Heliopsis=ギリシャ語の「helios=太陽」+「opsis=似た」から。頭花の形からつけられた名 ◇学名:Heliopsis helianthoides(helianthoides=ヒマワリのような花の)
*学名は Heliopsis scabra とするものもあります。
舌状花が、8枚から15枚なので、咲いている場所が違うと、別の花のように見える時がありますね。
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花径は5、6センチあり、八重咲きのものもあります。
草丈は50センチから150センチくらいで、葉は卵形で対生につきます。
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茎や葉には短くて固い毛が生えています。開花時期は7月から10月と長いのでよく目にしますよね。
花の後にできる実はそう果です。