ヒメアカタテハ

朱色地に黒い紋のある、やや小型のタテハチョウの仲間です。
畑、公園、野原など開けた場所で見られ、都市周辺から高原まで広く分布している蝶です。
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素早く飛び、いろいろな花で吸蜜します。
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姫赤立羽 ヒメアカタテハ
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チョウ目 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科 ◇Cynthia cardui

移動性が高く、夏から秋にかけて、温暖地から寒冷地に向かってどんどん分布を広げていきます。
しかし、寒さに弱いので寒冷地では冬越しできないのです。
活動時期は4~11月。
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触角の先端が白いのはタテハチョウ科に共通する特徴。
タテハチョウのこの仲間は、テングチョウの様に頭部のあごひげが少し長く目立ちます。
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タテハチョウは前脚が退化して無く、後脚,中脚の2対しかありません。
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開張42~50mm、前翅長25~33mm。
少し似た仲間に『アカタテハ』がいます。アカタテハが黒褐色が強いのに対し、ヒメアカタテハは橙色が強いです。
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幼虫はハハコグサ、ゴボウやカラムシなどのイラクサ科植物を食べます。
成虫は各種の花に集まります。大陸間の長距離移動ができる体力のあるチョウです。