キマダラセセリ

仕事場には相変わらず、未だにセセリチョウシジミチョウも、モンシロチョウさえ現れません。
ですが、仕事場近くの二つのトンボ池のうち、遠い場所にある方のトンボ池で、やっとコヤツに出会いました。
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黄斑挵 キマダラセセリ
翅の表の模様が裏にそのまま浮き出ているセセリチョウです。
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茶褐色と黄色の粗いまだら模様で、クリクリ目玉の直角三角形のセセリチョウ
特別珍しい訳じゃないのですが、イチモンジセセリやチャバネセセリ仁比べると出現率は低めです。
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色合いと形が戦闘機みたいでカッコイイ(笑)ので、好きな蝶の一つです。
◇学名:Potanthus flavus<>ポタントス:potos=飲んだ、酔った(*pino=飲む+anthos=花)/フラウス:flavus(黄色の)
英名は『yellow-spotted dart butterfly』という、まさに見た目そのまんまの名前(笑)
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yellow=黄色い、黄色の / spotted=斑点のある、まだらの / dart=投げ矢 / butterfly=蝶
ダーツの矢のように素早く飛んでいく斑の蝶と言う意味。ダーツはご存じですよね♪8フィート以上離れた所から、ダート盤((dartboard) に矢を投げる室内遊戯です。自分の持ち点が301点で、矢が当たった(刺さった)点数で減点法で引いてゆき、早く0点になった者が勝ち。
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*中国名:曲紋黄室弄蝶 
大きさ(前翅長)は13-17mm、開張25~34mm。現れるのは6-9月ころ。
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翅の模様で♂♀の判断は難しいそうです。♂と♀が並んでいる時に見比べて…翅に丸みがある方が♀だと判断出来るそうです。
もっとも、原っぱや河原、林の周辺などで見られるのですが、♂♀を比べるとなると…ホントにチャンスがあれば…と言う事になります。なにしろ弾丸のように敏速に飛びまわります。
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幼虫の食草はエノコログサやミヤコザサや、ススキなどのイネ科の植物です。成虫はヒメジョオン、アザミ類などの花に集まり吸蜜します。