ヒメイワダレソウ

ランタナに似た花ですが草丈が全然違います。
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ヒメイワダレソウ 姫岩垂草
もっとアチコチにありそうでなかなか見かけない。二年ほど前に初めて見た時には名前を知らない花でしたが、見た目に花がランタナに似ていたので、多分これはクマツヅラ科の花と判断できたので、調べて名前が判ったのですが…。
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成長が早く、地面を這うようにして広がり、丈夫なので、グラウンドカバーとして使われたり、雑草を抑制する目的で使われたりするようです。
コレを見かけたのは、トンボ池がある公園の通路のホンの一部でしたが、多分雑草の抑制目的だと思われますね。
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原産地はペルーで、日本へは昭和時代の初期に渡来したようです。
◇科名:クマツヅラ科 ◇属名:イワダレソウ属(Lippia=フランスの医師で植物学者であった「リッピ(A. Lippi)」に因む ◇学名:Lippia repens(repens=匍匐する)
属名のリッピアの名でも流通しているようです。草丈は10センチから30センチくらいと言う事ですが、この場所のはせいぜい10センチ以下でした。
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足元を見なければ、花に興味がない人に雑草と思われて踏んづけられちゃうかもしれませんね。。。。。。
葉の脇から花茎を立て、長さ5ミリくらいのほんとに小さな、筒形の花をつけます。
花の色は白ないし淡い紅紫色で、つけ根の部分にオレンジ色の斑紋があります。
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開花時期は本来、7月から9月くらいと言う事なのですが…、この場所では5月の末から、ごく普通に…開花していますね(笑)。花冠の先は唇形で平らに開きます。
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葉は細長い楕円形で、向かい合って生える対生です。葉には柄があり鋸歯があります。葉の両面には短い毛が生えています。
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花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックにわかれています。

因みにランタナはコレですね。街中やお庭などでよく見かけます。
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コッチは花と実です。
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下の画像は『コバ(小葉)ノランタナ』で珍しい白花。
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