キョウガノコ

花はシモツケに似ていますが株姿と葉が違います。
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キョウガノコ 京鹿子
名前は京染の鹿子絞りに似ていることから。
花も葉も シモツケソウ』 とそっくりですが 茎にトゲがないので…
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/58/51805958/img_9?1307356376.jpg
この部分で、判別出来ます。『越路下野草(コシジシモツケソウ)』を改良したものか、あるいは『越路下野草』と『下野草』の交雑種ではないかと、考えられています。
草丈は50センチから150センチくらいになります。
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葉は先端の一枚(頂小葉)だけが大きく掌状に分裂して左右対になり、残りの葉(側小葉)は小さいか、場合により消失している場合もあります。
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茎は緑色で、紅紫色を帯びます。
◇科名:薔薇科 ◇属名:シモツケソウ属(Filipendula=フィリペンジュラ。ラテン語の「filum=糸」+「pendulus=吊り下がる」が語源。根の形が、玉を糸でつないだように見えることから。 ◇学名:Filipendula purpurea(purpurea=紫色の)
開花時期は6月から7月で、枝先に集散花序を出して、花径が4、5ミリの小さな花をたくさんつけます。
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花の色はピンクで、花弁は5枚。長い卵形をしています。
雄蘂はたくさんあって、花弁よりも長く、雌蘂は3本から5本。
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よく枝分かれをします。
シモツケソウ属の葉は、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで、先に1つの小葉がついたものが1枚の葉として構成される奇数羽状複葉と呼ばれるもので、互生につきます。
頂小葉が大きく、5つから7つに手のひら状に裂けます。裂片は長い卵形で先が尖って、縁には切れ込んだ重鋸歯がありますが、本種の場合は、側小葉がはっきりしないか、消失しています。
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白花のものは『夏雪草(ナツユキソウ)』と呼ばれています。
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茎は緑色で、紅紫色を帯びてるのが判ると思います。
因みにそのよく似ている『下野(シモツケ)』はコチラ。
シモツケ 下野
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これじゃあ、ワカンナイって…(爆)。
◇科名:バラ科 ◇属名:シモツケ属(Spiraea=スピラエ。ギリシャ語の「speira=螺旋、輪」が語源 ◇学名:Spiraea japonica(japonica=日本の)
開花時期は6月初め頃~8月初旬頃。
下野国(しもつけのくに:現在の栃木県)で、はじめて見つけられたということでこの名前になりました。
ちなみに栃木だけではなく北海道から九州にかけての山地に幅広く 自生している花木です。
庭木としても植えられてますね。
5~8月、新枝の先に複散房花序をつくり、淡紅色の径が約5ミリメートル位の小さなの5弁花を開きます。高さは約1メートル。
葉は互生し、単葉で広披針形から卵形。先端がややとがって、縁(へり)は二重鋸歯があります。
雄しべは花弁よりはるかに長くたくさんあります。雌しべは5本。
果実は袋果。以前に一度記事アップしています。→『シモツケ』