コフキゾウムシ

実際は黒色なのですが、鱗片で覆われているので淡緑色に見えるゾウムシです。
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コフキゾウムシ 粉吹き象虫
体長5mm前後の小さなゾウムシ。
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活動時期は4-7月です。
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成虫はクズの葉によく集まります。
青白い粉をふいている様に見えまが、これは鱗毛と言う毛だと言う事です。
見た目はカビのようにも見えますよね。この見た目だと鳥も食べないか…と思われますが…(笑)。
実際こんなに小さくては、葛の葉のようにしっかりした強さがある葉でなければ鳥も止まって啄むこともできないでしょうが....
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甲虫目 カブトムシ亜目 ゾウムシ科 コフキゾウムシ亜科 ◇Eugnathus distinctus

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ところで…【鱗毛】か【鱗片】なのか、それとも【鱗粉】なのか?の区別が必要ですが...
まず…【鱗粉】と言うのは『チョウ(蝶)』や『ガ(蛾)』の翅の表面に覆われている花びらの様な形をしているものや、針状のものが、魚の鱗(うろこ)状にならんでいますね。1個が数十umですから、形はどうあれ粉と言えると思います。【鱗毛】は、複雑に分枝した盾状や魚鱗状の構造で、『グミ』や『シダ類』の葉にあるものです。【鱗片】は、うろこ状の細片のことで、【鱗片葉】は、うろこ状に重なる厚い葉のこと。芽を保護する芽鱗(がりん)やタマネギの鱗茎などにみられます。