ヤエムグラ

道端や荒れ地に普通に生えていますが…、花が1mmと小さいので、目を近づけなければ花があるのもわかりづらいです。
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ヤエムグラ 八重葎
どこでも見かける雑草と呼ばれる部類の一つですよね。和名の「八重」は輪生する葉の様子を指していて、「葎」は雑草のことです
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茎には節があり、節ごとに幅の狭い倒卵形の葉を6枚から8枚くらい輪生させます。
史前帰化植物の1つと考えられています。
草丈は60センチから90センチくらいで、茎の断面は四角形で、下向きの棘が生えています。
◇科名:アカネ科 ◇属名:ヤエムグラ属(Galium=ギリシャ語で「gala=乳」から出た言葉で、チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられたもの ◇学名:Galium spurium var. echinospermon(spurium=雑種の / echinospermon=棘の多い種子の)
葉の先は棘状に尖り、縁と裏面の脈上には下向きの棘が生えています。葉が柔らかい頃は山菜として食べれるというのですが、、、まず食べたことがある人は殆どいないンじゃあないかな?だって…コレだもん。試す気にはならないよね。
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開花時期は4月から6月で、茎先や葉の脇から総状花序を出して、花径1ミリくらいのごく小さな黄緑色の花をつけます。
花冠は4つに裂け、4本の雄蘂があります。
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実にも鉤状の棘がたくさんあり、動物の毛などにくっついて散布されるようになっています。