タテハ

前記事の『キタキチョウ』で今年の蝶々の初撮りに成功した後、今度は『テングチョウ』にも遭遇。
しかし、もっとデジカメで撮したかったのに、弾丸のように飛んで行ってしまった(笑)。
その後は野草を探していたのですが…。
目線の先に何かが飛んできたのを確認。オッ、もしかしてさっきのテングチョウが戻ってきたのかな?なんて思ったら…
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キタテハだ~!
と…思ったのですが...
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デジカメのズームで見ると…
後翅裏面中央に模様があります。
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ありゃ?…コレはどっちなんだ~??
『シータテハ』?『エルタテハ』?
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『キタテハ』の仲間、『キタテハ』『シータテハ』『エルタテハ』ですが、この3種には、後翅裏面中央にある模様に特徴があります。キタテハの裏翅ですが、後翅裏面中央にCあるいはコンマ(,)のマークがあります。この紋様はシータテハやエルタテハにも共通しています。
『キタテハ』は和名はその色からきています。学名はC、英名はコンマ(,)です。そして『シータテハ』は和名はC、学名はC、英名はコンマ(,)。『エルタテハ』だと、和名はL、学名はL、英名はコンマ(,)です。
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和名学     名備      考英名
キタテハ Polygonia c-aureumLinnaeus後翅裏面にC字形の銀白の紋The Chinese Comma  Cはコンマにも見える
シータテハPolygonia c-album hamogera Butler種名は後翅裏面のC字形の銀紋による「白いC」The Comma  Cはコンマにも見える
エルタテハPolygonia vau-album samurai Fruhstorfer種名は後翅裏面の「白いL」。亜種名はサムライThe Large Comma  Lはコンマに見える
属名のPolygoniaは英語ではPolygonで、ギザギザで彫りが深いという意味です。次の種名は銀白の紋の形を記してあるもので、最後の命名者はそれぞれ、リンネ、バトラー、フリューストーファーですね。