シカクマメ

シカク…資格でも視覚でもなく(笑)、断面が四角形な豆。
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シカクマメ 四角豆
原産地はニューギニアで、野菜としてインドやインドネシア、タイ、ニューギニアなどで栽培されている豆です。日本でも、沖縄県小笠原諸島などで栽培されています。
※在来品種は短日性が強く、特に沖縄県以外では開花結実する時期(*元々は9月〜10月)に気温が足りないため露地栽培は難しかったのですが、沖縄の夏の野菜不足を補うため、と言う事で1980年代に旧農林水産省熱帯農業研究センター(*現、国際農林水産業研究センター) によって新品種の「ウリズン」を、7月〜9月の夏でも開花結実するように改良研究され栽培が奨励されたのです。ウリズンとは「潤い初め」の琉球方言で旧暦の2月〜3月頃を指し、春分から沖縄の梅雨入り前までの時期をあらわす言葉。
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葉は、1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形の3出複葉で、互生につきます。
小葉の形は卵形。
開花時期は秋で、青紫色をした蝶形の花を咲かせます。
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そして…莢は長さが15センチから30センチくらいあり、縦に4つの稜があるのが特徴。
若い莢や葉や、熟した豆、根粒が食用になります。
◇科名:マメ科 ◇属名:シカクマメ属(Psophocarpus=ギリシャ語の「psopho=騒々しい」+「carpus=果実」から ◇学名:Psophocarpus tetragonolobus(tetragonolobus=tetraテトラ。四角い裂片の)
多年草ですが、日本では一年草として扱われます。