キツリフネ

初秋に山の木陰などに生えます。黄色い花が釣り下がるように咲きます。
キツリフネ(黄釣船)
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『黄釣船』は黄色の花が咲くツリフネソウの意です。
◇科名:釣舟草科 ◇属名:ツリフネソウ属(Impatiens=インパチエンスは、ラテン語で「impatient=我慢できない」が語源。種子が熟すると勢いよくはじけ飛ぶことから。ホウセンカと同じです ◇学名:Impatiens noli-tangere(noli-tangere=「私に触れるな」と言う意味キツリフネのラテン名)
この学名は、花言葉にもなっています。確かに触れると花が落ちちゃいそうです。
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葉の下から細長い花序が伸び、その先に 3~4cmほどの横長で花弁状の萼と唇形の花びらがあります。距が長く筒状になっているのが特徴。
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釣舟草は花が多くつきますが,キツリフネは画像のように花が少なく、釣舟草に比べて、葉にやや丸みがあって、花のうしろの距の巻き方もゆるやかで垂れています。
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また他のツリフネソウ属と同様に花が葉の下に咲くところが、ツリフネソウとは明確に違っています。
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コチラが 釣船草
木陰ではなく湿地や流れのそばなどの陽地に生えます。
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草丈は 50~80cm ほど。葉には鋸歯があって、キツリフネと比較すると広披針形に近い葉です。
◇科名:釣舟草科 ◇属名:ツリフネソウ属(Impatiens) ◇学名:Impatiens textori(textori=採集家「テックストル」の名前に因んだもの)
花の形が帆掛船を吊り下げたようになるのでこの名が付いています。「黄釣船」と違い、うしろの距は渦巻状になる突起形になります。花期は夏から秋。茎の先端部から細長い花序が伸び、赤紫色の横長の花が釣り下がるように多数咲きます。
花の形はキツリフネに似ていますが、先に説明したように、一般のツリフネソウ属の花と違い葉の下ではなく葉の上に花が咲きます
花言葉「心を休める・安楽」「期待」「詩的な愛」