ルリチュウレンジ(蜂)

ツツジ属の葉を集団で食害する害虫として知られ、全身が暗い青藍色をした小さなハチ。
翅は半透明の黒色。
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ルリチュウレンジ 瑠璃鐫花娘子蜂
この名前は、瑠璃色をした雌の成虫が花の茎を彫って卵を産み付けることに由来します。
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胸部の脚で葉をつかみ腹部を持ち上げたり、逆立ちする姿勢を見せるのが特徴です。
頭部・胸部・脚は黒色で、腹部は黄褐色の『チュウレンジバチ』に似ていますが、本種は体全体が光沢のある瑠璃色です。
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触角は3節あり、第1節と第2節は短く、第3節が長くて大部分を占めています。
※科名のミフシハバチは、この特徴に由来しています。

ハチ目 広腰亜目 ミフシハバチ科 ミフシハバチ亜科 ◇Arge similis

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大きさは9mm前後で、活動時期は4~10月。
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幼虫は、いわゆるイモムシで、最大体長は25ミリほど。