ナミアゲハがやっと…

今期、全くオイラの周りに現れなかったアゲハがやっと目の前に出てきました。
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遠くを飛んでたりとか、チラッとは数回…ホントに数回、見かけていましたが、目の前に現れたのはホントに、初めてです。『アオスジアゲハ』でさえ、仕事場に現れ始めたのは今月の中頃からで、やっと…今週になって仕事場にもトンボが飛んで来始めました。
ほかの場所(ブロ友さん達の所)の記事を見てたらちゃんと出現してるのに…。オイラの周りだけ遅すぎでしょぉ~!どうなってるンでしょうか?
コチラもやっと出会えたジャコウアゲハの記事。
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アゲハチョウ (ナミアゲハ)
大型のチョウで、単にアゲハと呼ばれています。ふつう単にアゲハと言う場合は、この蝶を指します。
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チョウ目 アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科 ◇Papilio xuthus

普通に街中でも見られる蝶で、全体は白色に近い黄色と、黒い紋が特徴です。
『キアゲハ』と似ていますが、前翅前側(中室)の模様が全然違います。
『キアゲハ』は、前翅前側(中室)部分…つまり翅の付け根に近い部分は、黒一色で模様がありません。
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コッチが『キアゲハ』です。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1595970/57/51991057/img_1?1312617554.jpg

ところでアゲハチョウにも、季節型がありますね。「春型」は、3月から4月までに発生して、5月の終わりごろまで残っている型で、蛹や幼虫で厳しい冬を過ごしたために、小型のものが多く、飛翔も速くなく、動きはあまり活発ではありません。
 「夏型」は、6月から8月にかけて羽化するもので、幼虫と蛹の時代を、春の一番良い季節に育ったせいもあって、形は大きく、翅型は全体に丸みを帯びています。
飛翔力は非常に強く、色合いも濃厚になります。夏型は10月の初め頃まで見られます。
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春型は開張65~mmで、前翅長36~46mmですが、夏型になると、開張は~90mm、前翅長50~60mmになります。夏型は全体に黒く、大型です。
後翅の後ろ側の青や橙の紋が見えなかったり、紋の周りが広く黒い部分が大きければ、夏型です。
春型は黒い部分が狭いので紋がハッキリと判ります。
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と言う事で、コレは夏型。
春型・夏型の差は、幼虫時代の食草の量と、蛹時代の気温に影響されているようです。春から夏にかけて、ミカン類の新芽が伸長する時期には、アゲハチョウの幼虫は、やわらかい葉を大量に食べることができますね。その結果、成虫も大型となるのだと思われています。
秋に産卵された場合は、新芽の伸長も弱く、幼虫が食する葉も少なくなるため、春型アゲハは小型になるようです。
色調の差は、蛹時代の気温の影響が大きいのではないか、と考えられているようです。
夏はアザミやヒガンバナの花に集まり吸蜜しますが、春はツツジ類の花に集まります。幼虫はカラタチなどのミカン類や、サンショウ類の葉を食べます。

※蝶の秋型は、夏型とほとんど変わりがないものが多いのですが、タテハチョウなどでは翅の凹凸が激しいものが出てきます。また、アサギマダラやスジボソヤマキチョウなどでは個体の大小に大きな差が出てきますね。