ミゾホオズキ

溝に生え、実の形が酸漿(ホオズキ)に似てることからこの名前があります。
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溝酸漿 ミゾホオズキ
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山地の湿地や清流沿いに生える多年草ですが、東京ではあまり見かけませんね。
花冠は長さ1~1.5cm。花期は6~8月。水辺に咲く花は黄色い花が多いですね。
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花の右側の方に、袋状のものが見えると思います。
黄色い花の後に萼が伸びて袋状の実ができる訳です。
葉は卵形で、互い違いに生える互生です。葉には柄があり、縁には粗い鋸歯があります。
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高さ10~30センチ 茎の断面は四角形で、よく枝分かれをして広がります。
◇科名:ゴマノハグサ科 ◇属名:ミゾホオズキ属(:Mimulus=mimus(道化者)の縮小形。歯を剥き出すような,或いは猿に似たような花冠の形と模様とから付けられたもの) ◇学名:Mimulus nepalensis var. japonicus(nepalens=ネパールの)
葉は長さ1~4cmで、柄があります。花は上部の葉腋につきます。
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花の後にできる実は、熟すると下部が裂け、種子が散布されるさく果です。
成長した萼が実を包みます。
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実がホウズキ の実に似るということから付いた名前なのですが、このようにホウズキのように膨らんだ実ではなく、細く尖った形で、中にある種子も尖っています。