ベニイトトンボ

今年もベニイトトンボが現れ始めました。
一昨年、勤務先の近くのトンボ池で初めて遭遇。絶滅危惧種の一種なので吃驚。
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去年は何度か観察して、今年も楽しみにしていました。
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♂はこのように全身が真っ赤になります。

イトトンボ科 キイトトンボ属 ◇Ceriagrion nipponicum

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♀も飛んでいるのを見かけたのですが…見失いました.....
再チャレンジしなきゃあね。
2012年8月の環境省が発表した第四次レッドリストによると、絶滅危惧Ⅱ類から準絶滅危惧に1ランク下がりました。少し個体生息数が増えたようです。

先月、別のトンボ池で見かけたのはコチラ。やはり体色が赤くなりますが、全身ではありません。
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コチラは『アオモンイトトンボ』の♀です。未成熟のメスはやはり体色が赤くなっています。
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『アオモンイトトンボ』は『アジアイトトンボ』と似ていますが判別は出来ます。

イトトンボ亜目 イトトンボ科 ◇Ischnura senegalensis

『アオモンイトトンボ』の♀は、腹部第1節と第2節の前半部の背面は、この画像のように、地色の橙色をしています。
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また、"眼後紋"と呼ばれる部分はくっきりしています。
対して『アジアイトトンボ』の♀になると、腹部第1節と第2節の背面全体が黒色になって、"眼後紋"と呼ばれる部分は、後頭の地色と溶けあうように淡い色になります。
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全体が淡青色をしているのは腹部第8節で、これが『アジアイトトンボ』だと、1つ後にずれます。


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