キリンソウ

マンネングサの仲間なので、花は似ていますが、花の大きさ、葉が広いところが違います。
キリンソウ 麒麟草/黄輪草
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太い地下茎から多くの茎が出て直立します。花は、6~8月茎頂に多数の5ミリくらいの鮮黄色の小花をつけ美しいですよね。
名前が『アキノキリンソウ』と似てて、ややこしいのですが『アキノキリンソウ』はご存じのようにキク科です。コレが代表種ですよね→セイタカアワダチソウ(アキノキリンソウ属)
キリンソウの名前ですが、想像上の動物である'''麒麟'''の胸が黄色であることから、『麒麟草』という説と、黄色い花が輪になって咲くという説で『黄輪草』と、漢字名が異なります。
◇科名:ベンケイソウ科 ◇属名:キリンソウ属((sedumセダム。sedere(座る)から来た名で、多くの種が岩や壁に張り付いている様子を表したもの ◇学名:Sedum aizoon var. floribundum(Aizoon=常緑の植物の意の属名転用)floribundus=花の多い
別名は属名の『セダム(Sedum)』。原産地は日本および朝鮮半島です。
日のあたる乾いた岩の上などに自生する多年草。肉厚で水分の蒸発が少ない葉で、溶岩地帯の悪環境でも元気に育つので、最近ビル屋上の緑化にも使われています。
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花がそっくりな『マンネングサ』(←記事)の仲間もキリンソウと同じベンケイソウ科です。
『コゴメマンネングサ』『コモチマンネングサ』『メキシコマンネングサ』『ツルマンネングサ』などがありますね。
花弁は5枚、萼片も5で緑色。雄蘂は10、雌蘂が5。花後に袋果を結びます。
各地をはじめ、朝鮮半島や中国、シベリア東部に分布しています。山地や海岸の岩場などに自生し、高さは10~30センチになり、よく叢生して群落を形成します。
葉は『マンネングサ』とは違い、広倒卵形から広倒披針形で、上半部には鈍鋸歯があります。
『ベンケイソウ』や『ヒメレンゲ』と同じベンケイソウ科の仲間ですが、葉が丸く幅広いです。
因みにベンケイソウ((←記事)『キリンソウ属』ではミセバヤ(←記事)などを以前に紹介しております。
因みにコチラは、トウダイグサ科『ハナキリン』(←記事)'''
以前にも記事アップしてました麒麟草(←記事)