タマガワホトトギス

普通のホトトギス(杜鵑)の花期は秋ですが、夏に咲くホトトギス(杜鵑)です。
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タマガワホトトギス 玉川杜鵑草
コレを見たのは多摩地区ですが…タマガワは多摩川ではなく、京都府の玉川らしいです。
主に林縁や林内の湿った場所に生育します。植物体全体に毛は少ないのですが、葉真にはやや多くの毛が見られます。茎の先に散房花序をつけます。花は黄色で、花被は斜上します。
因みに鳥のホトトギスの方は『不如帰』と書きます。
囀りとかは聞こえるンだけど…ホント姿が見えない(笑)
おっと、花の方のお話に戻さなきゃ。
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葉っぱが、かなり広めです。一枝につく花の数は、他の杜鵑に比べると少ないようですね。しかも花が咲くのは僅か二日間だけです。 なかなか見るチャンスがないンですよ。
◇科名:ユリ科 ◇属名:ホトトギス属(Tricyrtis=「treis=三」+「cyrtos=曲」。三枚の外花被の基部が袋状に曲がっているため ◇学名:Tricyrtis latifolia(latifolius=広葉の)
通常の『ホトトギス』や『ヤマホトトギス』の花の色は赤紫ですね。時たま見かける『シロバナホトトギス』『シロバナホトトギス』其の② や『シロバナヤマジノホトトギス』が白。
黄色の種はこの『タマガワホトトギス』『キイジョウロウホトトギス』と、『キバナノツキヌキホトトギス』だけです。
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花後にサヤになった実が出来ます。サヤの中には1mm以下の小さな種が無数に入っています。
サヤの外観だけでは『ホトトギス』や『ヤマホトトギス』の種なのかは見分けれられませんね~。
『タマガワホトトギス』は宮崎県の渓谷の岩場に分布する『キバナホトトギス』の亜種といわれています。