クロヒカゲ

ヒメジャノメを見かけた公園で、コチラも同じ所を舞っていました。
人の気配に敏感で、草にとまっているのを見つけても、すぐ林の中に逃げ込んでしまうことが多いので、荷物を置いてカメラを持ってアチコチ動かねばなりません(笑)。
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しかし、すぐに草陰に降りて止まります。
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クロヒカゲ 黒日陰
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裏面に目玉模様を持っています。表面からはかなりイメージが変わりますよね。
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後ろの翅の6個の大きな目玉模様が特徴です。 目玉模様の外縁はきれいな水色です。
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よく似ている『クロヒカゲ』と『ナミヒカゲ』だと前翅裏側のハッキリした目玉模様が小さいのが二つ並びます。『オオヒカゲ』だと目玉模様は一つ。

チョウ目 タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科 ◇Lethe diana

大きさは前翅長が25-34mm。
時 期 5-9月
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本州から四国、九州の雑木林の縁の草藪や林内で見られる薄茶色の地味なチョウです。
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遠目には焦げ茶色一色の蝶に見える。
因みに『ナミヒカゲ(ヒカゲチョウ)』の学名は『Lethe sicelis』
翅を含めた形はスマートですね。
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『ナミヒカゲ』がよく似てますが、色がうすく、少しぽってりしています。
判りづらいのでアチコチに回り込んで撮します。
樹液に来ているのも見かけますが、この日はこの場所を中心に動き回っていました。
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幼虫の食草は、タケ、ササ類、ススキなどです。

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関西などでは普通種ということですが、東北や九州では分布が限られるようですね。
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『クロヒカゲ』と『ナミヒカゲ』がややこしいので同定の仕方を…
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