ジンチョウゲ

強い香りがしてるハズ…なのですが、花粉症でマスクをしているので判らない(笑)
花芽は前年の12月頃からできているのですが、三ヶ月も咲き出すまで待っているのです。 その分いい香りがつまってるのでしょうかね(笑)。
原産は中国で、室町時代に渡来しました。3月が開花時期です。当時は、その香りが貴重だったようです。
沈丁花」の名前は、香りが沈香という香りに似て、葉の形が丁子という植物に似ているところから付けられました。
かなり強い匂いで、遠くにいても匂ってきますよね。漢名は「瑞香(ずいこう)」といいます。春の夜に遠くまで香りが届くということで「千里花」とも呼ばれます。
樹高は100センチから150センチくらいで、葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える互生。
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葉の縁に鋸歯はありません。質は分厚く、艶があります。雌雄別株です。 
枝先に下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる円錐花序を出して、白ないし淡い紫色の花をつけます。
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花のように見えるのは萼で、花には花弁はありません。
雌雄別株と言う事もありますが、日本ではめったに結実しないようです。
強い香りのために、お茶の席などでは「禁花」とされてきたようで、樹液には皮膚炎を引き起す成分が含まれているので、むやみに触ってはダメですよ。
◇科名:沈丁花科 ◇属名:ジンチョウゲ属(Daphne(ダフネ)ギリシャ神話の女神の名で「月桂樹」のギリシャ) ◇学名:Daphne odora( odora:芳香のある、香りのいい)*葉の形が月桂樹に似ていることからジンチョウゲ属の属名にも使われるようになりました。 
3月23日の誕生花です。
コチラが先日記事にした仲間の『鬼縛り(オニシバリ)』
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コチラの方が開花時期は少しだけ早め。コレは皇居東御苑

コチラは昨日散歩コースで。