メジロ

冬の野鳥が全然現れないのでツマラナイ日々が続いています。ホント…どこへ廻っても鳥の囀りすら聞こえないし、枝の間や藪に動くものもない。見かける野鳥はカラスにシジュウカラ、雀、ハクセキレイくらいです。川縁もカモにサギとカワセミといういつものメンバー。まぁカワセミはカメラを向けてしまいますが、なかなか狙ったショットが撮れないですね~。
何処か、少し遠くへ出かけて野鳥を鳥に…じゃなくて(笑)撮りにいきたいものです。
と言っても、休みの日の度に大雪じゃあね~。今年はど~~なってるンだぁ~??
さて、勤務先の庭にもやってきて目を楽しませてくれるのがメジロです。
いつもは勤務中なので、みんなが見ている前で堂々とカメラを向けるわけにはいきませんが(爆)、先日皇居で近くに現れてくれたので、パチリと…。
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ちなみに、コレは去年の11月に買った高倍率のデジカメじゃなく、コンデジの方で撮したものです。
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メジロはスズメ目メジロメジロ

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全長11.5cm。日本では全国の平地から山地の林にすんでいます。西南日本常緑広葉樹林に多く、北海道では少ない鳥。市街地の庭や公園にもいます。
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特徴は、名前の由来である、目のまわりの白いフチドリ(これも短い羽毛です)ですよね。このフチドリが目立ってがカワイイのです。
ですが、からだのあざやかな黄緑色から、ウグイスとまちがえる人もいますよね。コレは市販のウグイス餅のキナコがメジロのからだに似ているとか、梅に鶯という言葉を間違って解釈して、梅の花に来るのがウグイスだと、勘違いされている方もいるようです。メジロの方がさえずりも、ウグイスよりも長く複雑です。
花札の画はウグイスじゃなくてメジロですよね。
さて、以前別ブログでも説明しましたが、上記したように、勘違いされやすいのですが「梅に鶯」というのは梅にウグイスが来ると言う意味ではないのです。二つのものが調和したり似合ったりすることのたとえなのです。
梅は春を待つ人々に咲きかけ、春告鳥とも言われるウグイスは春の訪れを歌い共に親しまれました。この二者を取り合わせることが、春の訪れを更に盛り上げてくれるので、和歌や絵画に好んで取り上げたのは梅にウグイスがよく来るからではないのです。
つまり、日本人の早春のイメージであり理想であり文化と言えますね。
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「梅に鶯」は辞書にも載っている意味の定まった言葉です。取り合わせが良い二つのもの、美しく調和するもの、と言う例えの成句です。成句、つまり決まりきった言い回しなのです。
猫に小判」も同じように成句ですよね。小判で遊んでいる猫なんぞいません。
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そもそもウグイスはやぶの中や高い梢にいて、鳴き声(囀り)は聞こえても、なかなか姿を見せてくれませんが、メジロはこのようにすぐ近くに現れてくれます。
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メジロは椿などの花の蜜が好きですね。コレはメジロの舌が、人の使う筆のようになっていて、花蜜にさし込んで舌の先に含ませるようにして食べることが出来るからです。
甘い物好きのヒヨドリと共にメジロもアジアの熱帯地域に生まれた鳥と考えられています。ヒヨドリは花ごと口に入れて蜜を吸ったら後ははき出しちゃいますけどね。