仏の座

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こんな時期でも咲いてます。シソ科オドリコソウ属の越年草で、本州から沖縄にかけて分布し、道ばたや畑、田んぼのあぜ道などどこにでも生えます。草丈もあり、花の少ない時期にも咲くので見つけることが容易です。
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ホトケノザ 仏の座
本来は開花時期が3月から6月頃のハズ…なのですが、ポツポツと咲いてるのは、オイラはほぼ一年を通して見かけますね~。
所謂、雑草扱いの花ですが、ジックリ見れば可愛い花です。
和名の由来は、花の下にある葉が茎を包み込むようになっているのを仏の蓮華座に見立てたもの。
別名の『サンガイグサ(三階草)』は茎が段々につくことから。

あ…ホトケノザだからって、[春の七草]と思って、食べてはいけませんよ~(笑)。「春の七草」のホトケノザは、正しくはキク科の『田平子(たびらこ)』のことを指します。→鬼タビラコ(←記事) タビラコの仲間のヤクシソウ(←記事)
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葉は半円形で、互生につきます。葉の縁には鋸歯があり、上部の葉の脇に紅紫色をした唇形の花を数個ずつ輪生します。
◇科名:シソ科 ◇属名:オドリコソウ属(Lamium =ギリシャ語の「laipos=のど)」 から。葉の筒が長くてのど状に見えることから ◇学名:Lamium amplexicaule(amplexicaule=茎を抱く」という意味)
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花冠には細長い筒があって、下唇が裂けます。花の上側にオレンジ色の雄しべがあります。蜜を吸いに来たハチなどの背中に花粉がつく仕掛けです。
花の後に、複数の子房(この花は4つ)からできた分果と呼ばれる果実をつけます。

花言葉は「調和」