サザンカ

いよいよサザンカやカンツバキの花もいろいろな品種が咲き始めました。
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富士の峰(カンツバキ)

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御美衣(おみごろも カンツバキ)

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敷島(カンツバキ)

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椿は、学名はCamellia=カメリアですが、これはイエズス会の助修士で植物学に造詣の深かった『ゲオルク・ジョセフ・カメル』がフィリピンでこの花の種を入手してヨーロッパに紹介。彼はマニラに住み、また東亜の植物を採集しています。有名な『カール・フォン・リンネ』が、このカメルにちなんで椿にカメリアと名付けました。
以前にアップした椿の記事はコチラです。↓
椿の品種其の1(寒椿・初雁(昭和侘助)他)椿の品種其の2(ハルサザンカ・数寄屋)他椿の品種其の3(三河雲龍光源氏)他椿の品種其の4(蜀紅錦・卜半錦)他
ヒヨドリ山茶花の花を目当てに沢山飛び回っておりました。しかし…名前の通りヒ~ヨヒ~ヨと鳴き声の五月蠅い事。
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七福神

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静海波

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大空

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肥後 入日の海

サザンカには多くの栽培品種いわゆる園芸品種があります。それぞれ花の時期や花形などで下記の3つの群に分けるのが一般的で、サザンカ群以外はツバキとの交雑です。
サザンカ(山茶花)』◇学名:Camellia sasanqua  『ハルサザンカ』 『カンツバキ(寒椿)』◇学名:Camellia sasanqua ’Shishigashira’(シノニムC. x hiemalis Nakai,C. sasanqua Thunb. var. fujikoana Makino)*『サザンカ』と『ツバキ』(◇学名:C. japonica)との種間交雑園芸品種群が寒椿
サザンカは俳句にも多く詠まれていますよね。

山茶花を 旅人に見する 伏見かな  西鶴」 / 「山茶花を 雀のこぼす 日和かな  正岡子規]

[山茶花に 雨待つこころ 小柴垣   泉鏡花]  / [山茶花の 花や葉の上に 散り映えり/高浜虚子]

「また逢へた山茶花を咲いてゐる」 「雨の山茶花の散るでもなく」 種田山頭火

サザンカは学名の『Camellia sasanqua』でも判るとおり日本が原産です。沖縄の西表島から九州とその周辺諸島および四国の西南部などに自生種が分布しています。
過去の記事はコチラ→源平山茶花
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豊麗

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まぁサザンカと言えば…サザンカ(サザンカの宿)(←記事*記事はサザンカwww)を思い浮かべる人が多いと思いますが…
  
必殺仕事人Ⅴ】主題歌『さよならさざんか』 歌:藤田絵美 *オープニングナレーションは『中村梅之助