ムクゲは、ハイビスカスの仲間ですね。夏から秋にかけて開花し、美しい花が人気のある花木です。
よく似た花はジックリ見ないと違いが判りづらいですね。
一応…
ムクゲには幾つかに分類されているのです。
ムクゲは江戸時代から沢山の園芸品種が作られたそうです。 ここに紹介した「花笠」とか「
祇園守(
ギオンマモリ)」がつく名前が沢山ありますが、これらは花の咲き方を表しています。 日本で作られた
ムクゲには、名無しのものが沢山あり、これに、それほどすっきりしているわけでもない外国産の園芸品種が加わって、かなりややこしいのですね。
一応…大きく全体を
「一重咲き群」 「半八重咲き群」 「八重咲き群」と言う3群に分けているようです。
一重以外の花では、花の中央部にリボン状のものが発達していますね。このリボンを内弁、元々の花弁を外弁と言うらしいです。そして、 内弁と外弁の大きさの対比と内弁の数で「半八重」と「八重」に分類するようです。
半八重咲きは内弁が10個以上あって、内弁は外弁より小さいもの。
八重咲きは、内弁のサイズは外弁と同等以上で雌しべがない。
さらに、この両群とも3つの型に分類されます。
①半八重咲き群>
祇園守型内弁のサイズが外弁の40%以下。内弁は30個以下
花笠型内弁のサイズが外弁の40%以下。内弁は31個以上
バラ咲き型内弁のサイズが外弁の41%以上。内弁は31個以上。
②八重咲き群>
乱れ咲き型内弁、外弁とも不規則で、一定の方向に並ばない
菊咲き型内弁、外弁ともやや規則的に重なり合う
ポンポン咲き型内弁、外弁とも短く密。やや規則的な配列
今回は其の1と言うことで…。次回に其の2を。