高円寺阿波踊り

東京で最大の【阿波踊り】が行われるのが高円寺の街です。
8月下旬(最終の土曜日曜)に開催される阿波踊り徳島市阿波おどりに次ぐ規模の阿波踊りです。
関東でも最大規模の阿波踊りですね。
とにかく…この阿波踊りにかける地域の皆さんの情熱はスゴイ。
イメージ 4詳しいガイドブック(小冊子)も発行しています。
当日は街角で、色んなジャンルのお店が作成したウチワも配布。
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中身は本当に詳しく解説されています。後ほど中身も紹介。
開催年を経るごとに知名度が上がり、現在では阿波踊りの本場である徳島県からも集団参加が見られるなど、遠方からの参加者も多く、「東京高円寺阿波おどり」と言えば関東地区でも最大規模の夏の催し。例年同日に行われる『浅草サンバカーニバル』と共に、東京の代表的な夏祭りの1つとなっています。
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JR中央線の『高円寺』駅前から地下鉄の東京メトロ新高円寺』駅にかけての通りが舞台です。
まだ時間が早い内はこの程度ですが、既に路上にはシートを敷いて場所取りが行われています。
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見物客は本場徳島の阿波踊りを超える120万人以上と言われています。
踊り手は約1万人で、沿線周辺の街でも日をずらして阿波踊りを開催していますね。その沿線の街の阿波踊りの連がコチラへ集結します(笑)。東京の晩夏の風物詩としてすっかり定着しています。今年は久しぶりに見に行ってきました。
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人出が増え始めてお巡りさんも大変です。オッ?DJポリス?(笑)
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いよいよ開催です。街角もJRのガード脇にも人が多くなってきました。凄い人出です。まだまだこれから増えていきます。
イメージ 8まだ始まったばかりで、この方達は人混みにタカをくくってますな…。まぁ後で思い知るでしょう(笑)。
因みに…•漢字で書くとで、これは収穫や売り上げを意味する言葉。くくるというのは、まとめると言う意味になりますね。つまり「高をくくる」とは単純に考えると「収支の合計を出す」と言うことになるのです。それがいつしか「相手をたいしたことないと見くびる」と言う意味になってしまいました。これは、•江戸時代の税金にあります。当時は年貢として地域・村などの米の生産高から割り出されたのですが、その生産高を決定する検地役人の中にはいいかげんな人間も多く(現代でもソウですがね)、過去の生産実績などから生産量などを割り出したりせずに「あ~~ここは、こンだけ広いから収穫は…」といいかげんな生産高を見積もったのです。つまり、この「いい加減な見積もり」から出た言葉で、それがいつしか対人間などにも応用されるようになって「相手の力を見くびる」と言う意味になっていったのです。
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夜店や屋台も忙しくなってきました~。缶ビールや酎ハイ缶片手に歩いてる女性も多い(笑)。缶ビールはどうやら協定価格のようで一本300円。裏通りやメインの通りの商店は何処も店頭で台や大きなクーラーボックスを並べて、店員さんが声を張り上げて呼びかけております。
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メインストリートだけでなく一本裏手の商店街でも始まっています。
イメージ 15『男踊り』『女踊り』があります。
男踊りは半天(法被)を着て踊る半天踊りと、男物の浴衣をしりからげに着て踊る浴衣踊りがあって、踊りの所作の振りは大きく時には勇猛に、時には滑稽に躍る。うちわや手ぬぐいなどを使っていることも多いです。この男踊りを女性の踊り手や少女が踊る場合もあるのですが、コレがかっこよく決まると大拍手がわきます。『女踊り』は、女物の浴衣に網笠を深く被り、草履ではなく下駄を履くのが特徴です。艶っぽく、上品に踊るのが良いとされる。この画像に両方の踊り手が写ってますね。
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阿波踊りの『流し踊り』と呼ばれるものは、この『高円寺阿波踊り』では、八つの演舞場が設けられていて『高円寺駅』『新高円寺駅』を周回するように『中央演舞場』『ひがし演舞場』『純情演舞場』『パル演舞場』『桃園演舞場』『みなみ演舞場』『ルック第一演舞場』『ルック第二演舞場』があります。
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阿波おどりに用いられる楽器は鳴り物と総称されています。踊り子の引き立て役として阿波おどりに欠かせない存在で、演舞場を通り抜ける際は、踊り子の後方にいます。基本的には『笛』『三味線』『締太鼓』『大太鼓、大胴』『大皮、鼓』『鉦(指揮者みたいな立場になる)』になります。

とにかくものすごい人出で、お巡りさんや警備員、地域のボランティアまで含めて交通整理に大わらわ。
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踊り手の連と呼ばれるグループが移動する度に更に忙しくなります。
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DJポリス?みたいなお巡りさんも車の上から呼びかけております。
ところで、最初に紹介した高円寺阿波踊りの小冊子ですが…とても良くできてます。

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会場の詳しい案内図
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参加している連の名前から…
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他の地域からの参加している連の紹介も…
イメージ 23この阿波踊りの歴史も…
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かなり読みでがあります。
メインの桟敷席がある通りはもう人の頭越しに見るのも疲れたので(笑)
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一度お邪魔しようと思ってたお蕎麦屋さんへ避難~(爆)
お店はどうやら…奥の大きなテーブル席と座敷席二つは貸し切りの様で、皆さん荷物だけ置いて踊りの見物に出ているようでした。一旦、戻ってこられた方達も、クライマックスの8時近くには、皆さんまた出て行かれて見物。何しろお店の前ですからね~。
オイラはもう諦めてノンビリお店の中で休んでおりました。
8時半過ぎになって、観客が引けだしてからお店を出て帰路に。
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まだまだ踊り子の方達や、飾り付けを解体している方達、そしてお巡りさんで一杯ですが…。
とにかく、この高円寺の阿波踊りは一見の価値ありです。