ユキノシタ

ジンジソウに似ていますがジンジソウの咲くのは秋です。コチラは今が開花の時期になります。
ユキノシタ 雪の下
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まだらで毛のある丸い葉っぱにちなんで漢名は「虎耳(コジ)草」
葉の裏面は紫色を帯びていて、特に若葉のときは鮮やかな紫色になります。5月から6月にかけ花茎を伸ばして多数の花を咲かせます。花に先立ち、地表面に多数の匍匐茎を出して、その先端に新しい個体を形成します。もっぱら繁殖はこの栄養生殖に頼っているようです。
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花びらの下向きの2枚が長いのが特徴です。
葉の表には、葉脈に沿って白い斑があってそれが漢名の由来になっています。
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ユキノシタの名前は白い花が雪をかぶったようで、その下に緑の葉を広げるからと言われていますが、白い舌状の花の形から雪の舌、それが変じて雪の下との説もあります。
沢沿いの岩場など、湿り気の多い半日陰の場所に主に生育しています。民間薬に使用されることもあって庭先にもよく植栽されていますね。
◇科名:雪の下科 ◇属名:ユキノシタ属(Saxifraga(サクシフラガ)は、ラテン語の「saxum=石」+「frangere=砕く」が語源) ◇学名:Saxifraga stolonifera(Saxifraga =走出枝をもつ)
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葉は薬用にも利用されます。葉を火にあぶって怪我をした患部に貼ると効き目があるらしい。食用として天ぷらにして使われることもあるようです。