ヘビノボラズ

ヘビノボラズ??漢字だと『蛇登らず』と表記します。
何かと言えば…この植物の名前。
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ヘビノボラズ 蛇登らず
湿地の周辺などにまれに生える落葉低木です。この木が何故こんな名前がついているのかと言うと…
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名前の由来は…枝には5-15㌢の刺があります。枝に鋭いトゲがあることがわかれば、由来を語る必要のないくらい解りやすい名前。樹高は50~80㎝程度です。
葉は長さは5~10㎝程度の倒披針形~長倒卵形をしていて革質。
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葉縁には刺毛状の鋸歯があります。先端は鋭頭。
◇科名:メギ科 ◇属名:メギ属(Berberisこの植物の果実に付いたアラビア名「berberys」に由来。また一説には葉の形が貝殻(berberi)に似るためとも言われます) ◇学名:Berberis sieboldii(sieboldii=シーボルトの)
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鋭いトゲが4個ずつ生えます。しかし、同じメギ科の仲間や他にもトゲのある樹木はあります。なぜこの植物だけがこういう名前になったのかは不明ということです。
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黄色い花を総状に数個つける花弁、萼片とも6個です。チョット開花には早かったですね…。もう少し後で見かければよかったのにね。同じ科の『メギ』などに似た黄色い花が開きます。
花言葉は『人間嫌い』『気難しさ』
まぁね、この見た目ならこの花言葉は納得出来ないこともないですが…しかし、ヘビノボラズは花も黄色のカワイイ花なのですが、名前とは全く関係なく、かわいらしい真っ赤な小さな6㍉ほどの球形の実を付けます。
メギ科では今『ヒイラギナンテン』も咲いていますよね。やはり黄色い花です。
この『ヘビノボラズ』が属している『メギ属Berberis』は、ユーラシア、アフリカ、南北アメリカなどの熱帯から温帯にかけ450ないし500種が分布していて、種数ではメギ科の大部分に当たります。花は両性花で、萼片、花弁と雄蕊は多くは3、4または6個です。花弁を欠くものもあります。アルカロイド(ベルベリン)を含むものが多く日本の『メギ』『イカリソウ』『ナンテン』など薬用になるものや、有毒なものもあります。
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これが『ホソバヒイラギナンテン』→記事
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コチラが『ヒイラギナンテン』
『南天ナンテン』はこれ。
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まぁ『イカリソウ(イカリソウ属)』なんてカワイイ花ですしね。