桜 2013年其の⑩『コノハナザクラ』と『コンゴウサン』と『サノザクラ』

東京地方はいよいよ桜が終わりに近づいてきました。寂しいですが…。
しかし、オイラにはまだ『サクラ保存林』の桜を始め、桜の花の画像のアップがまだ残っております。
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コノハナザクラ 木の花桜
ヤマザクラの交雑と考えられています。ヤマザクラの特徴である葉と花が同時に展開します。
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原木は京都府亀岡市大本教団花明山植物園にあります。
もともとは教団の境内に自生していたもので出口直日氏(大本教三代教主)により名づけられました。
Cerasus jamasakura ‘Naohiana’
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コチラは葉がまだ青いとき。
花弁枚数が、固体によってかなり差異があるのが特徴の一つです。

コンゴウサン 金剛山
黄色の若芽とはっきりした花弁のコントラストが美しい桜です。
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丸い大きな花弁で平開します。花弁に皺がありますが、色の濃淡があります。
Cerasus serrulata ‘Kongosan’
花色は淡紅紫色で、花弁枚数は5枚。荒川堤由来の桜ですが、名の由来は不明です。


佐野藤右衛門氏によって、大沢池周辺のヤマザクラの実生の一万本から選抜された品種です。
この桜は牧野富太郎によって命名された桜です。
サノザクラ 佐野桜
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樹形がスラッとした形の桜。花弁枚数に個体によって変化があります。花弁の形も様々で見どころの多い桜です。
花色は淡紅白色で、花弁枚数は7~15枚。
Cerasus jamasakura ‘Sano-zakura’
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中央付近の花弁が細く、旗弁も多く見られます。萼筒は鐘形で、萼片は披針形から細長い三角形をしています。