コゴメイヌノフグリ

先月、『オオイヌノフグリ』よりズッと小さく、花色もピンクの珍しい『イヌノフグリ犬の陰嚢』を記事アップしましたが、コチラも小さな花で、花色は白色です。今や『小石川植物園』の名物となっている群生。
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コゴメイヌノフグリ 小米犬の陰嚢
元々は、1961年にヨーロッパから種子交換で入手栽培したとのことだったようですが、今では植物園の中だけでなく外にまで顔を出しています。更に都内各地でも野生化している場所もあるようですね。
真っ白な小さな花からコゴメ(小米)の名前がつけられました。しかし…やはり…このフグリ(陰嚢)という名前はね~....
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◇科名:ゴマノハグサ科 ◇属名:クワガタソウ属(Veronica=ベロニカ。キリスト教の聖者「Veronica」に対して捧げられた名) ◇ 学名:Veronica cymbalaria(cymbalaria=「ツタガラクサ属」からきている。葉の形を表したもの)
越年草です。茎は下部で分枝して斜上し長さ10~20cm、白い毛がまばらに生えます。
葉は茎の下部で対生につきますが、上部では互生します。
葉柄は長さ0.,~2cmで、長毛が生えます。葉身は卵円形で長さ幅とも0,5~1,5cmです。
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茎葉は段々状になっています。鋸歯があり、両面に毛が散生しています。
葉腋ごとに1花をつけます。花柄は細く長さは1~2cm程度。

萼は基部まで4裂し、裂片は卵形。花冠は白色で皿形で深く4裂し直径はせいぜい5mmの大きさ。
花後に出来るイヌノフグリの名の下になる蒴果は、横に広い扁平な球形で、先が凹み直径約は6mm。
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ハコベ』と比較してもこの大きさです。
花が一番小さいのはイヌノフグリ(←記事)ですね。
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コチラが『イヌノフグリ』の花のアップ。
オオイヌノフグリ』と比較すると『コゴメイヌノフグリ』の大きさが判ると思います。
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コチラが『オオイヌノフグリ』の花のアップ。
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イヌノフグリ・オオイヌノフグリ・ツタバウンラン(←記事)
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