キブシ

見た目がおおよそ花のようには見えないのですが、一気に花穂が伸びてきました。
イメージ 1
キブシ木五倍子
つい先日、他の場所で見た時は花穂の長さも10センチにも満たなかったのですがね。
イメージ 2
名前の由来は果実に含まれるタンニンが、黒色染料の『五倍子(ふし)』の代用になるところから。
イメージ 3
◇科名:木五倍子(きぶし)科 ◇ 属名:キブシ属(Stachyurus。ギリシャ語の「stachyus=穂+oura=尾」が語源。尾状に下がる花穂のようすから ◇学名:Stachyurus praecox (praecox=早咲きの)
イメージ 4
以前にも記事にしています。 『キブシ』←記事→キブシ・八丈キブシ 3~4月にかけて、葉に先立ち、昨年の枝の葉腋から、穂状花序を下垂させて、淡黄色の花を多数付けます。
イメージ 6
よく分枝して3~5mになります。林縁や谷沿いの斜面に多く株立ちで細い幹が何本も生えます。
樹皮は褐色ですが、皮目が白い斑点状にな流のが特徴です。雌雄異株。
雄花は雄しべが8本ある。雌花は花穂が短く、雄しべは退化している。
外見で雌雄の区別は難しいですが、雄花の方が花序の長さが、長いように思えます。
こう見えてもキブシの花は、早春の山菜でもあります。おひたし、天ぷらにして食べることができ紡錘形でタンニンを多く含んでいます。その為昔からインク・染料の製造に用いられていました。
ずっと昔にはお歯黒に用いられました。袋状になるものを耳ふしと言い、複葉の葉柄の翼葉につきます。小葉片の中央脈に数回分枝し、先端が袋状で色のついているものを花ふし、枝の先端部や葉えきにつき、壁の厚いものを木ふしと呼んでいます。
イメージ 5