コリヤナギ

里山田圃のすぐ近くにありました。
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『コリヤナギ』 だと思います。
畑の隅などに植えられる落葉広葉低木で樹高は2メートルから3メートルくらいです。
根元から多数の枝を株立ち上げます。樹皮は灰緑色で滑らかですが、縦筋が入ります。
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葉は互生または対生して、枝先に葉の展開と同時に長さ2㌢~3㌢の尾状の花穂を出します。
花穂は灰色の綿毛に包まれています。
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開花すると雄シベの葯は橙紅色~黄色に開きます。なかなか素敵な色合いになります。
『コリヤナギ=行李柳』
◇科名:柳科 ◇属名:ヤナギ属(Salix=サリックス。ケルト語の「sal=近い+lis=水」が語源で、主に水辺に多いことからといわれますが、一説には生長が速いことから、ラテン語の「salire=跳ぶ」が語源とも言われます ◇学名:Salix koriyanagi(行李)
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名前の由来は行李(コウリ)を編むための柳で行李が縮まってコリヤナギ。昔は行李や弁当箱など生活用品を編むために植栽されていたのです。
雌雄異株です。雄花穂は長さ2~3cmで密に花をつけ、やや弓状に曲がり、苞は卵状楕円形の黒褐色~紅色で両面に白毛があり、葯は紅色。雌花は雄花よりやや小さく、子房には白毛が密生し柱頭は紅色です。
以前に仲間の 『イヌコリヤナギ』と『フリソデヤナギ』 を記事にしています。