シメ

雪がちらついた火曜日とは打って変わったような天気だった水曜日。前日の夕方に勤務あけですから、当然…野鳥と野草探索にお出かけです。マスクと花粉避けのメガネを掛けて…ね。
※因みに『打って変わる』の「打つ」の意味ですが…打つは、「たたく」と同様に激しい動作です。そこから、「思い切った手段をとる」という意味が生まれました。この場合は正反対のお天気という意味。

さすがに今日は『ヒレンジャク』に出会えるなんてラッキーな事は…ないだろうなぁ,なんて思いながら散策コースへ。
お~~、枯れた草の間を『鶫(ツグミ)』が何羽も飛び回り,走り回ってます。こりゃ凄い(笑)。
枝の上にモズも発見。あ…飛んでちゃった。しかしこれなら期待十分。そして…
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『シメ』ですね。漢字だと旨に鳥ですが…これパソコンでは表示出来ないンですね。
学名:Coccothraustes coccothraustes
◇スズメ目 ◇ アトリ科 ◇属名:Coccothraustes ◇種小名:coccothraustes
亜種名:japonicus 英語名『Hawfinch』
全長(翼開長)18cm。なんと言っても太いくちばしが特徴です。嘴(くちばし)は冬は白っぽいですが、夏は黒っぽくなります。
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「シー」と聞こえる鳴き声と、鳥を意味する接尾語である「メ」が名前の由来です。
ムクノキ、エノキ、ヤマハゼ、カエデなどの植物の種子を主食にします。
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太い嘴で堅い種子でも割って食べちゃいます。嘴は30kg以上もの力を加えることができるらしい。
樹上や地上で種子をあさりますが、繁殖期にはコウチュウ類なども食べます。
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春夏に北海道の林で繁殖、秋冬は本州以南の林の周辺に冬鳥として移動してきます。落葉広葉樹林の林縁や雑木林で5~8月頃に年に2回繁殖します。一夫一妻。
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飛ぶときはヒヨドリのような波状飛行です。蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)という異称があります。
雄の成鳥は、頭の上部と耳羽が茶褐色、頸の後ろは灰色。嘴は鉛色、円錐で太く大きい。冬羽になると肌色になります。風切羽は青黒色で背中は暗褐色をしています。短い尾は暗褐色で外側尾羽に白斑があります。目からくちばしの周りやのどにかけては黒色で、胸以下の体下面は淡い茶褐色ですね。
雌は雄より全体的に色が淡く、風切羽の一部が灰色です。