サギは…

昨日は川縁を散歩していて、たくさんの野鳥を見ることが出来ました。
まずは一年中普通に見かけることが出来るサギから…。サギ科は60種、日本で19種と、高緯度地方を除く全世界に分布しています。
イメージ 5
オッ…『ダイサギ』と『コサギ』です。まるで親子みたい(笑)。
ダイサギ』と『コサギ』ならばハッキリ大きさが違うので簡単に見分けがつきます。嘴もコサギは黒色ですしね。
しかし『ダイサギ』と『チュウサギ』は似ています。一応…確認です。
見分け方は…
イメージ 6
クチバシの付け根から目の下に伸びる線が『ダイサギ』の場合は、このように目より後ろに伸びているのに対して『チュウサギ』だと目の下で終わっています。

サギに関する言葉は幾つかありますね。
鷺脚を使う 
① 鷺のように、足を高く上げて静かに歩くこと。ぬきあし。
鷺脚には他にも意味があります。②机や台などの脚で、湾曲していて丈の高いもの。先端を反らせて曲げた華足(けそく)が鷺の足を連想させることによる。③田楽の道具で、1本の棒の中程に横木のあるもの。横木に両足をのせて跳びはねる。また、その演技や舞。高足(たかあし)。 *竹馬(たけうま)。高足。
イメージ 2
「客と白鷺は立ったが見事」長い脚で水中に立っている鷺の姿は美しいです。しかし…客の長居はあきられるからも早く席を立って帰るのがよいということ。
「鷺にされた」鷺は水辺にぽつんと立っている姿をよく見せますね。そのことから、仲間はずれされた状態をいいます。
イメージ 10
「鷺に尾が無いとて脚切って継(つ)がれもせず」
 鷺は尾が短く足が長い。だからといって長い脚を切って尾をつなぐわけには行かない。物には、それぞれの性質と役割があるものだという意。
「白鷺(はくろ)は塵土の穢れを禁ぜず」白い鷺は、たとえ汚れた土の上に立っても汚れることはない。正しい者はどんな境遇にあっても悪に染まることはないと言う意。
イメージ 7
そうそう…ジックリ待って、素早く捕まえるンですよ~。
コチラは同じサギでもかなり見た目が違います。
イメージ 8
なんか…仙人ぽいですな…。
体長が約93cm、翼を広げると約160cmになる、日本で見られるサギの中で最大の鳥。首を伸ばしているときは一見、ツルのように見えますが、れっきとしたサギです。ツル(鶴)の真似で、サギをしている訳ではありません(笑)。木に止まることができるのと、飛ぶ時に首をS字型に曲げる点がツルでない証拠。
イメージ 9
そんなとこにおったら…獲物捕れんでしょ~?少し動いたらエエンちゃいますの?
食べ物は魚が主なんですが、両生類や昆虫や甲殻類や小形のほ乳類を食べることもあるようです。
他のサギに比べて、いろいろなものをたべます。
コチラはもっとノンビリ…のサギ。
イメージ 11
同じサギでも真っ白ですらりとしたダイサギコサギとだいぶ感じがちがい、カラスと同じくらいの大きさで、体形もずんぐりしています。頭と背中は緑がかった黒、腹は白、翼と尾は灰色。
イメージ 12
五位鷺の嫁入り」ゴイサギは本来夜行性です。太陽が沈むころから活動をはじめますね。
竹やぶや林のねぐらから餌を探しに出かける。烏のように「クワー クワー」と鳴きながら、飛ぶので「月夜ガラス」と呼ばれます。
で…夜、飛び回ることかから、「ゴイサギ」は夜とか、逃亡という意味の隠語につかわれたのですね。
このことから、結婚してすぐに婚家から逃げ帰ってくることを「五位鷺の嫁入り」といいます。

どうも上手く獲物を捕ることが出来ないコサギが、カワウの講習を受けてるみたい。
イメージ 3
まぁ、捕獲方法が違いますから参考にはなりませんな~(笑)。
イメージ 4
キミ…ホントに獲物捕れるのか?さっきから見てるけど、何も獲物捕ってないじゃないじゃん。

「ケッ…あの鵜じゃあ獲物はなかなかゲット出来ねぇだろ~」とカラスが笑っておりますが、そう言うカラスも何も餌を見つけていないようです。
カラスが鵜の黒さを笑う【意味】自分のことは棚に上げて、他人の欠点をことさら取り立てて言う。
カラスを鵜に使うがごとし【意味】似て非なる物では、役に立たないと言う意味。能力のないものを才能を要する重要な地位におくことの例え。
鵜の真似(まね)をする烏(からす) 【意味】〔姿が似ているからといって烏が鵜のまねをして魚を捕ろうとすると水におぼれることから〕自分の能力を考えないで、他人のまねをする者、またまねをして失敗することのたとえ。
イメージ 1
カラス「なあ、なあ、どうやったら魚捕れるン??教えてぇ~な。」
コサギ「そう言われても…なぁ....」
「鷺は洗わずしてその色白く、染めずして烏は黒し」鷺の白さ、烏の黒さは生まれつきである。人はこの世に生まれたときから、その運命は定っているのだという意味。