日本酒はいつもウンマイ
昨日、こんな雑誌を買ったのですが…
オイラの好きな日本酒の特集。日本酒は温めて…つまり『燗してもよし、また冷やしてよし』という世界でも珍しいお酒ですよね。飲用温度も他の酒類と比較すると、5℃~55℃位まで愉しめて、広範囲でとても幅があります。また、お酒の醸造時期や発売される時期も冬から春、夏から秋へと日本の四季よって育つ酒と言えます。まさに日本独特の気候風土が生み出した酒といえるでしょう。
日本酒は、ビールやワインと同じく醸造酒です。
次に掲げる酒類でアルコール分が22度未満のものをいう。
イ) 米、米こうじ、水を原料として発酵させて、こしたもの
(その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米(米こうじを含む。)の重量の100分の
たびたびオイラのブログで書いてますが(まぁ…旧ブログと言う事になりますが)、日本酒にはオイラなりの拘りはあります。簡単に日本酒を大まかに分類すると…
『純米酒』白米,米麹及び水を原料として造ったお酒で、香味及び色沢が良好なもの。文字どおり、お米だけで造られたお酒。
ところで…ウンマイお酒を飲むときに一緒に出てくる食べ物、つまりお酒のアテ(つまみ)にする食べ物ですが…。
オイラがお蕎麦屋さんでよく注文する『珍味』とか
『掌庵 蕎麦 石はら』仙川店 『珍味三種盛り』
『漬け物』とか、それに季節の『煮物』とか、『焼き物』とか…
手打ち 武蔵小山『ちりん』 『へしこ炙り』
経堂 手打ち『しらかめ』 『豆腐味噌漬け』
あるいは『チーズ』まで、いろんなものまで《さけのさかな》などと言ったりしますよね。
因みに『アテ』は、酒にあてがうことから。
これ…漢字で書くと、魚ではなく肴ですね。
しかし…コレ、なんで、魚でもない食べ物(『へしこ』は魚ですwww)なのに、酒のおつまみになると《肴》などと言ったりするのでしょうか?
実はこの肴はもともと《酒菜》と書いて、サカナと読んでいたのです。
現在は「菜」と言う文字は野菜などを意味する言葉だけですが、昔は「おかず全般」を指した事もありました。
つまり「酒のおかず」と言うことなのです。
この『肴』と言う字は、「肉+音符爻コウ=交差する」という意味です。料理したものを交差させて並べると言った意味でしょう。
更に…実は、海・川にいる「魚」をサカナと呼ぶようになったのは、昔から四方を海で囲まれた日本では酒のおつまみとして魚を使用する事が多かった為に、酒菜になる食べ物と言うことで「サカナ」と呼ぶようになったのです。それまでは何と呼んでいたかというと…『うを(お)』。
つまり、海を泳ぐ魚の方があとからサカナと呼ばれるようになった名前らしいのです。驚き~!
※因みに…判りやすくするために最初に『酒の肴』と表現しましたが、正確には…間違いです。
なぜなら…「肴」自体に「酒のつまみ」という意味があるから、「酒の肴」では二重表現になるのです。文字で書くなら「肴」で充分なんですね。もっとも、会話で「肴」か「魚」かがはっきりしない場合には…「酒の肴」と表現すれば間違いではないと思います。
オマケ…
酒 類 特 徴
生 酒 もろみを搾っただけの、生まれたままの日本酒です。純米生、吟醸生などいろいろなタイプの生酒があります。
生貯蔵酒 搾り立ての日本酒をそのまま低温で貯蔵し、出荷時に一度だけ加熱(火入れ)したお酒。生の風味が味わえるお酒。
生詰酒 火入れ貯蔵した酒は、程良く熟して品質が安定します。熟した酒を加熱(火入れ)せず、ビン詰め 出荷した日本酒です。
生一本 自分の工場で造った自醸酒で純米酒です。
原酒 一般の市販酒は搾った日本酒に水を加えてアルコール分を調整してありますが、この酒は水を加えていないのでアルコール分は高く、18 ~20 度もあり、風味は濃醇です。
長期貯蔵酒 日本酒は1 年で熟成しますが、日本酒の中でも吟醸酒のようなタイプの酒は、長期間貯蔵することでかえって味がまろやかになります。2 年、 3 年、あるいは5 年以上貯蔵された古酒があります。
にごり酒 醪を目の粗い布でこしただけの白く濁っている白濁酒です。出荷のとき加熱、殺菌していないものは『活性酒』ともいいます。
この他にも幾つかあります。