キクムグラ

《キクムグラ》

《ヨツバムグラ》に似ていますが《ヨツバムグラ》よりも花色が白いせいか華やかな感じがします。《ヨツバムグラ》の花は薄緑色なので、本当に目立ちません。
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◇科名:アカネ科 ◇属名:ヤエムグラ属(Galium=ギリシャ古名「galion」から。「gala=乳」から出た語で、カワラマツバを元はチーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使ったから) ◇学名:Galium kikumugura(kumugura=キクムグラ)
茎は叢生して、細く方形で高さ20~50cmになります。葉は4~5枚で輪生し、質は薄く、長さ6~15mm、幅は5~8mmで、縁にのみ上向きの短毛があります。
花期は5~6月で、枝先や葉腋につく細長い柄の先に直径約1~2mmの小さな白色の花を1~3個つけます。
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花冠は4裂して、雄しべは4本。柱頭が2岐します。花柄の基部に1個の小さな葉状の苞があります。
柱頭は2岐し、雄しべは4個。しかし、このヤエムグラ属の仲間で4枚の葉が輪生しているのは他にもあって、『ヨツバムグラ』『ヒメヨツバムグラ』『ホソバノヨツバムグラ』『ヤマムグラ』等々多いので、葉の形の違いで同定するしかないです。
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葉っぱは4枚輪生と5枚輪生が混じっています。ここがヨツバムグラとの区別のポイントと言えますね。
葉の形も、少しずんぐりしています。