メハジキ

別名を『益母草(やくもそう)』と呼ばれる、漢方薬に使われる薬草ですが、田舎などではあちこちに見られる雑草です。実際コレを撮影したのは道端にあったものです。
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メハジキ (ヤクモソウ)
茎を曲げても弾力があり、折れることがないので、目蓋(まぶた)にはさんで目を開かせて遊ぶことに使われるので『メハジキ(目弾き)』という名前がついています。
実際はそのような遊びをしちゃ…危ないですよね。絶対にしてはイケマセンゾ。
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◇科名:◇科名:紫蘇科 ◇属名:メハジキ属(Leonurus=ギリシャ語の「leon=ライオン+oura=尾」が語源。 長い葉っぱの形に由来 ◇学名:Leonurus sibiricus(sibiricus=シベリアの)
葉は3つに深く裂けるのが特徴です。
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郊外ならば探せば…普通に見られる雑草。茎は四角形で直立して分枝し、高さ0.5~1.5メートルくらいになります。
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『益母草(やくもそう)』の漢名は、母の益になる薬草という意味があります。
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中国では古くから婦人薬として利用されてきたもので、中国生まれの漢名です。中国の李時珍(りじちん)は『本草綱目(ほんぞうこうもく/1590)』のなかで、根、茎、花、葉、実、いずれも薬にして用い、手足の冷えや、経水不順による障害を治すと記しています。
李時珍(りじちん)1518年 - 1593年。字を東璧、号を「瀕湖仙人」といい、中国・明の医師で本草学者。中国本草学の集大成とも呼ぶべき『本草綱目』や奇経や脉診の解説書である『瀕湖脉学』『奇経八脉考』を著した。