《トウワタ》と《フウセントウワタ》

先日《瑠璃トウワタ》(←記事)を記事アップしてますが、久しぶりにコチラのトウワタも見たので……
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トウワタ(唐綿) アスクレピアス
カラフルな花ですよね。なんか以前ほど見かけなくなった気がするンですが…。
以前の記事→唐綿
原産地は北アメリカから中央・南アメリカです。
花後に出来る朔果が割れると白い綿毛が出てきます。
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和名は、種に白い綿毛がつくことから「外来の綿」ということで「唐綿」。
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風の乗せて種を飛ばして増えていきますが、こんな都心の団地の植え込みじゃあ周りはコンクリだらけだからねぇ…。
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◇科名:蘿いも(ががいも)科 ◇属名:トウワタ属(Asclepias=ギリシャの医者Aesculapiusに因んで付けられた名) ◇学名:Asclepias curassavica(curassavicaはキュラソー島のと言う意味
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ヤナギのような葉から別名を『ヤナギトウワタ:Asclepias tuberosa(英名:butterfly(バタフライフラワー) milkweed(ミルクウィード)』と言います。英名は葉を傷つけると白い乳液のようなものが出ることから。
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花言葉は 「心変わり」「行かせてください」「小さな恋」
モンゴル800 小さな恋の歌
     


そしてコチラも……
白い花からは想像もつかないトゲトゲのある緑の風船のような形の果実がつきます。
風船唐綿(フウセントウワタ)
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◇科名:蘿いも(ががいも)科 ◇属名:フウセントウワタ属(Gomphocarpus=ゴムフォカルパスは、ギリシャ語の「gomphos(こん棒)+ carpos(実)」が語源。
◇学名:Gomphocarpus fruticosus(fruticosusは、低木状のと言う意味)
別名は『フウセンダマノキ(風船玉の木)』。英名は『Cotton bush』『Swan plant』
川崎の『志楽の湯』に行くときに、民家の垣根に咲いていた。この辺りのお家の方は変わった花を植えている方が多いですねぇ。おかげで楽しめます♪
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南アフリカが原産です。高さは2メートルくらいになります。
原産地では常緑の低木のようですが、気温の違う日本では、地域によって1年草や多年草として扱われています。
茎は枝分かれしながら、高さ1㍍ほどになります。葉は対生し、長さは10㌢ほどでシダレヤナギのような形をしています。
8~10月に、枝先の葉の付け根から散形花序を出し、径約1.5㌢の5裂した白い花10~15個を下向きにつけます。花の中にある副花冠は淡紫色をしています。
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花後にこのように実が付きます。
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この風船のような実の表面に出来るトゲの部分は、痛くはありません。
晩秋になると、実が割れて中から白い綿毛のある種子がでてきます。
白い綿に種子をつけて、種に羽がついたように風に乗せて飛ばすわけです。
茎や葉を傷つけると乳液を出しますが、この液を目に入れると炎症を起こします。
視力の回復に時間がかかるといわれますから、注意。

花と実、それぞれに誕生花と花言葉があります。

風船唐綿の花は10月2日と25日 の誕生花です。 花言葉「隠された能力」
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風船唐綿の実は11月2日 の誕生花。 花言葉「いっぱいの夢」
似たような風船のつく花に、先日紹介した『フウセンカズラ』がありますが、風船の大きさはずっとコチラの方が大きい。