《ハゴロモルコウソウ》と《マルバルコウソウ》

散策コースの道端に……
ハゴロモルコウソウ (羽衣縷紅草)
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蔓性で葉は掌状に深裂します。葉が深く裂けてモミジ葉状であるところから別名で『モミジバルコウソウ(紅葉葉縷紅草)』とも呼ばれます。
花期は7月から11月。直径2㎝ほどの鮮やかな紅色をした杯状の花を咲かせます
英名は『Cardinal climber』
◇科名:ヒルガオ科 ◇属名:サツマイモ属/ルコウソウ属 (Quamoclit/クアモクリト=kyamos(豆)+clitos(低い)からなる語。蔓性でマメに似たこの属の種に付いた名 ◇学名:学名 Quamoclit x sloteri
つる性で長さは2m程、花の径は2~3㎝ほどの赤色の花。
ハゴロモルコウソウ》は、花が星型で葉が糸状に切れ込んでいる《ルコウソウ(Q. pennata)》と丸型の花でハート型の葉の《マルバルコウ(Q.coccinea)》の交配種です。
花も葉もその中間の形をしていますが、葉はもみじ葉なのが特徴。
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母種である《マルバルコウ》や《ルコウソウ》ですと、いずれもこの花よりも花の大きさがぐっと小さくて、《マルバルコウ》だと花の直径が1㎝~1.5㎝程度です。

で……そのまま散策してたら、、、、アリャ‼
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見つけちゃいましたね。細長い小さなオレンジ色(朱色)の花。
マルバルコウ (丸葉縷紅)
和名は花が星型で葉が糸状に切れ込み、細かく羽状に裂ける《ルコウソウ(瑠紅草)》と異なり、葉がヒルガオのように丸い葉なのでルコウソウとの意味。マルバルコウソウとも呼ばれますが正式にはマルバルコウと言います。
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熱帯アメリカ生まれの帰化植物です。
◇科名:ヒルガオ科 ◇属名:サツマイモ属/ルコウソウ属(Quamoclit/クアモクリット=kyamos(豆)+clitos(低い)からなる語。蔓性でマメに似たこの属の種に付いた名) ◇学名:Quamoclit coccinea(coccineus=紅色の、緋紅色の)

*縷=糸のように細長いものと言う意味。この色は「緋紅(ひこう)色」といいます。

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適潤~やや湿潤の富栄養な場所をこのみ、他の同種に比べて太い茎を伸ばして大きな群落を作ります。 
]花は1.5~1.8cmとホントに小さくて目立たないのですが、近寄ってみると白い蘂との対比で朱色が美しい花です。
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コレは朱色というよりオレンジ色ですね。駐車場の端っこでも繁殖していた。
マルバルコウルコウソウと同様に古くから(嘉永年間から)栽培されていました。
元々は観賞用として日本に入りました。現在では栽培はほとんどされません。
1年草のツル植物で、本州中部以南の各地に帰化しています。