秋分草

23日は秋分の日ですね~。今年は日曜日に重なっているので…翌日の月曜日は振替休日。
さてと、秋分の名前がついている花は既に咲いておりますよ( ^∀^)
そのものズバリ…『シュウブンソウ(秋分草)』。
そう、あるンですよ。そういう名前の植物が…
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シュウブンソウ 秋分
名前は9月の秋分の頃に咲くことから。もっとも同じ時期、丁度この日は秋のお彼岸の中日なので、その名も『ヒガンバナ』も咲いていますが、ヒガンバナと違いかなり地味です。
と言うか…近寄って見なけりゃ見落としそうな花です。

画像でもお分かりと思いますが…薄暗い林など中に育ち、しかも花は地味な色で更にこのように小さいのです。わずか数mmの大きさしかないンですよね。撮しづらいというか.....
◇科名:キク科 ◇属名:シュウブンソウ属(Rhynchospermum=「rhynchos=嘴」+「sperma=種子」。舌状花の果実は嘴状に先が尖るから ◇学名:Rhynchospermum verticillatum(verticillatus=輪生の,環生の)
原産地は日本、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジア。山地に自生する多年草で、8-10月に葉腋に淡黄緑色の小さな頭花をつけます。これで花の小ささが判りますかね?
しかし、他にもこの時期に咲く花はあるのに…、なぜこの地味な花が秋分草となったのかは不明…らしい。
ちなみに春分草は存在しませんね。まぁ、しいて言えば『セツブンソウ』(←記事)『セツブンソウ』(←こっちは『キバナセツブンソウ』の記事)がありますが…。
この画像でもコンデジなのでわかりにくいですが…
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枝先や葉のわきから淡黄緑色の径4~5mmの頭花をつけて2列に並んだ舌状花と多数の筒状花からできています。
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葉は互生し、葉身は7-15cmの長楕円形で先が尖ります。
茎から枝を斜上させ全体の高さは50~100cm。
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葉は鋸歯のある長楕円形~披針形で、両面に短い剛毛があります
学名にあるように、果実は痩果(そうか)で、舌状花の痩果には嘴があるのですが、管状花の痩果にはありません。
さて…ところで『秋分の日』ですが.....『秋分の日』は、休日としては『祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ』という意味になっています。
因みに春分の日』は『自然をたたえ、生物をいつくしむ』という意味。
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ところで今年は23日が『秋分の日』で、近年はズッと23日が秋分の日だったのですが……。
1979年の9月24日以来では、33年ぶりに23日ではなくて、そして22日が秋分の日になったのは1896年以来116年ぶりに2012年が22日でしたね~~(*☻-☻* )…。何故違う日になるのか?
太陽は星々の間を移動していて、その通り道を『黄道』といいます。そして地球の赤道を天にまで延長したものは『天の赤道』といいます。黄道天の赤道はお互いが傾いているために、2点で交わりその交点のうちの一方を『春分点』もう一方は『秋分点』と呼ばれています。太陽がその春分点秋分点の上を通過する瞬間がそれぞれ『春分』であり『秋分』と定義されています。まぁ正確には太陽が通過するのではなく地球が通過するわけですが…。
で…地球が太陽の周りをまわり,元の位置に戻ってくるためには約365.2422日(約365日5時間49分)かかるのです。これは,太陽が秋分点を通過する時刻が…(イヤ地球がと言う方が正しいですねwww)、毎年約5時間49分ずつ遅れていくと言い換えることができます。
で…2011年は23日の18時5分でした。この18時5分に5時間49分を足すと…9月23日23時54分となりますから、翌日の9月24日にずれこみません。しかし…今年『うるう年』です。その結果…2012年の秋分点の通過日は9月23日ではなく、9月22日の23時49分だったのです。僅か11分ですがね。
因みに、その後22日になる年が多くなってます。一応…地球の状態に変化がなかった…として(爆)ですが…。
春分の日秋分の日
2016年3月20日(日)9月22日(木)
2020年3月20日(金)9月22日(火)
2024年3月20日(水)9月22日(日)
2028年3月20日(月)9月22日(金)
そう、一昨年も22日でしたね。次が東京オリンピックのある2020年です。