椿《眉間尺》

1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種です。
眉間尺 みけんじゃく
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紅色地に大小の白斑が入ります。
八重咲きで筒しべの大輪です。
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◇Camellia japonica ‘Mikenjaku’
さてとこの品種名の【眉間尺みけんじゃく】ですが…。
中国の春秋時代の伝説の名剣匠「干将」と妻「莫耶」夫婦の子に生まれた「赤」と言う名の男子の通称ですね。
身の丈は一丈五尺で、顔の長さが、なんと三尺で、眉間は一尺もあると言う容姿。
その首が釜ゆでにされても、なお口に含んだ剣の先を吹き出して、父の仇である楚王を討ったと伝えられています。まぁコレは伝説なので、 つまり眉間の広いことですね。この椿の場合は、大輪の花なので、この名が付いたと思われます。