オケラ

オケラ…と言っても、オイラの財布の中身の話ではない。イヤ…オケラに近いのは事実だけどねΣ('◉⌓◉’)

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コレがオケラです。そう、花の名前。
==【オケラ 朮】==
変わった漢字ですよね。?モチアワの異体字と言うことで、モチアワの象形。ほかに手に米粒がついた象形とする説もあるらしいです。

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《◇科名:菊科 ◇属名:オケラ属(Atractylodes=ギリシャ語の「atrakton(紡錘=ぼうすい)」。紡錘と言うのは、糸をつむぐための、両端がとがった円柱状のもので、硬い総苞の形から名づけられました。 ◇学名:Atractylodes japonica(=Atractylodes:オケラ属 japonica:日本)》

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乾燥した根を漢方で白朮(びゃくじゅつ)といいます。

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花の苞が魚の骨状なのがオケラの特徴の一つ。鋸歯が鋭いです。

と言うことで、今回も少し蘊蓄を(笑)。
前振りに書きましたが、オイラの財布のお話しね(⌒▽⌒)イヤ…そうじゃなくて、、、、、。まぁその、おけらになると言う言葉がありますが…そう、意味は…一文無しになる。所持金が全然無くなる。と言った意味ですね。
この言葉の由来には二通りあって、先ず一つ目が「おけら」は、昆虫の『ケラ』の場合。
昆虫の『ケラ(螻蛄)』を前から見ると万歳をしているように見えるため、一文無しでお手上げ状態になった姿に見立ておけらになるとする説が有力とされています。また、賭博に負けて無一文になった者を「裸虫」といったことから、オケラに見立て「おけらになる」になったとする説もあります。
そしてもう一つが昆虫ではなく、この植物の『おけら(朮)』のことなのですね。なぜこの『おけら(朮)』に由来があるのかというと、『おけら(朮)』は、根の皮を剥いで薬用とされるため、身の皮を剥がれる意味に掛けたとする説です。役に立つのですから惨めな状態ではないのですがね…。

☆☆まぁしかし、最近は昆虫の螻蛄(ケラ)は鳴き声は知っていても、本体は見たことがない人が多いと思います。かくいうオイラもよく鳴き声は聞きますが、最近は見たことがないですね。
★昆虫のケラは、英語で『mole criket(モグラコオロギ)』といわれます。★
英名どおり、上半身がモグラ、下半身がコオロギのよう。畑・草原の地中で暮らしていて、ミミズや植物の根などを食べます。
★コレがオケラです⇒ネットの画像と鳴き声を(http://www.bekkoame.ne.jp/~sibutaka/nature/html/insects/kera_j.html螻蛄(ケラ)★
オケラの後脚はあまり長くなくて、体の前後ろが同じような形です。この形のおかげで、オケラは土の中で前後自在に動けるのです。
オケラの特徴は、大きな前脚にあります。モグラみたいですが、モグラよりも優れていて(笑)、ハサミのようなものと、クワのような返し刃が付いているンですね。
ハサミのようなので、木の根などを排除します。そして鍬(クワ)で自分の体の下の土を掘り返すンですね。
しかも…ですね、穴が掘れるだけではなく、オケラには2種類の羽根がついていて、1つはこすりあわせて鳴くための小さな羽根。♂も♀も鳴けます。そしてもう一つ、折りたたまれている羽を広げると結構大きくこれで飛べるのです。更に…泳げます。オケラの体には無数の毛が生えてビロード状になっているのですが、これは土中で土が体に着かないためなのですが…、この毛の間に空気と油が含まれていることで、オケラは水に浮くことが出来るのです。
そして、最近ニュースになったりする子育て出来ない人間の親や、動物・鳥の親と違い、ちゃんと子育てします(笑)。卵は巣穴の奥に泥で繭状の容器をつくってその中に固めて産みつけ密閉し、親がそばに留まって保護するのです。